いざ！ドラゴンボールの世界へ！

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「オラと戦ってるのに考え事するとはいい度胸だべ……」




ちっがーーう！違うくないけどなんか違う！





『私は！悟空のことを一途に思っていたチチさんを殴りたくないだけです！同情なんかじゃなくて、純粋に私がチチさんを殴りたくないんです！だから殴る、蹴る以外の方法で私はチチさんに勝ちたいんです！！！』





シーーーーーン


静まった会場で１人、私はハァハァ息を切らしている、非常に恥ずかしいです






あーもう！つい大きな声で叫んじゃったじゃん………悟空も目を丸くするな？







とりあえずチチわかってくれ……誤解なんだよ……






私を見つめるチチの目が少し揺らいだ




と、同時にチチの怒りオーラが薄くなった……気がした









ってかさ、

会場のみんな、私の声にビビったのか知んないけどいきなり黙るのやめてくれないかな？？？？？



声響いたじゃん、恥ずかしい、自分でも顔に熱帯びてるのわかる





私は恥ずかしすぎて俯いた






すると、ハァと小さなため息とともに、チチが口を開く




「おめえの気持ちはよくわかっただ。でもこれはオラとおめえの真剣勝負。オラは全力でおめえに勝つ気で戦ってるだ。……だからおめえも全力でくるべ。」




私は顔を上げた




わ、わかってくれた…っぽい！



でも全力で、……とは？




つまり、殴ったり蹴ったりしてこいと……？


まあ人を殴ったり蹴ったしたことがないからよくわかんないけど、



とりあえず、全力でかかってこいってことね






『…うん、わかった。もうごちゃごちゃ考えるのやめて、チチさんに勝つことだけ考えます。』





「そうこなくちゃ、面白くねえべ。」





そういうと、チチは私の方に向かって思いっきり走ってきた






第2ラウンドの始まりだ

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