十七章 善い飯処 ページ18
マフィア事務所から少し離れた道まで来て、太宰は私の方へ振り返った。
「……何でついて来てるの?」
「面白そうだから♡」
うふふと笑いながら私は云った。
太宰は溜息を吐く。
私は太宰に云う。
「じゃあ、ついて行かないから善い飯処教えて?」
「……ついて来て善いよ。」
太宰はもう一度溜息を吐きながら云った。
私はうふふともう一度笑う。
一緒に行ける事になったから、私は太宰の隣まで来て歩いた。
「如何して、私が洋食屋へ行くと判ったの?」
太宰がボソリと云う。
私は少し考えた。
暫く無言で歩いて、答える。
「うーん………勘、かなァ……。」
太宰は、そう、と頷いた。
其の後、黙ってしまう。
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味の素 - 天才ですね、分かります (2018年11月22日 16時) (レス) id: dc2caa7110 (このIDを非表示/違反報告)
永魔堂(プロフ) - 黒崎メアさん» リクエスト有難うございます!少し書くのに時間がかかってしまうかもしれませんが、リクエスト、確かに承りました! (2018年11月7日 15時) (レス) id: cddf6c3e9e (このIDを非表示/違反報告)
黒崎メア(プロフ) - 恋愛系でも良いのなら、何時もと違うドSな太宰さんに壁ドンされ、顔を赤くする弥生が見たいです。 (2018年11月4日 18時) (レス) id: 970964fd31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永魔堂 | 作成日時:2018年10月29日 18時