序章 最初で最後の景色と音 ページ1
何だか今夜は、無性に酒が飲みたくなった。
度重なる任務の数や、其れに比例して積みあがる書類の山、主に此の二つが原因だろうか。
まァ兎に角、酒が飲みたくなったのだ。
思い立ったが吉日と、真っ白な紙の束を無視して立ち上がる。
傍に放り投げてあった鞄を引っ掴み、中の財布の残金を確認した。
大丈夫、私が酔い潰れる事が出来るくらいの金はある。
さァ、何処の酒場へ行こうか。
道路まで出て、タクシーを拾おうと手を上げかけるが、止めた。
今日は歩いていきたい気分だ。
夜なのに明るい道を歩く。
其の足は、引き寄せられるように明るい道から離れ、薄暗い道へと進んだ。
幽霊の様に浮かぶ
見慣れた白い看板が、この店のウイスキーの味を思い起こさせた。
酒場のドアを潜る。
其の時、其の瞬間。
写真を撮る時のフラッシュとシャッター音が、私の目と耳に届いた。
此れが、私が此の店で見て聞いた、最初で最後の写真の光と音であった。
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味の素 - 天才ですね、分かります (2018年11月22日 16時) (
レス) id: dc2caa7110 (このIDを非表示/違反報告)
永魔堂(プロフ) - 黒崎メアさん» リクエスト有難うございます！少し書くのに時間がかかってしまうかもしれませんが、リクエスト、確かに承りました！ (2018年11月7日 15時) (レス) id: cddf6c3e9e (このIDを非表示/違反報告)
黒崎メア(プロフ) - 恋愛系でも良いのなら、何時もと違うドSな太宰さんに壁ドンされ、顔を赤くする弥生が見たいです。 (2018年11月4日 18時) (レス) id: 970964fd31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永魔堂 | 作成日時：2018年10月29日 18時
