和食と洋食と素直な感想 ページ22
平腹さんは、佐疫さんに頼むだけ頼むと、こちらに歩いてきて、ドカッと私の隣に座りました。
それを見た瞬間、佐疫さんから黒いオーラが見えた気がしますが、一瞬だったので気のせいだと思う事にしました。はい。
少し待っていると、佐疫さんが、両手に二人分の食事が乗ったお盆を持って現れました。
「お待たせ。持ってきたよ」
『ありがとうございます』
「ふぉ！今日も旨そう！」
佐疫さんのを見た通り、美味しそうな朝ごはん。
ふと気になったので、隣の平腹さんのご飯を見ると、焼き魚などの、日本の朝によく見かけるあの食事が目に映って、和食もおいしそうだなとか思ってしまった私です。
そんな私を見た平腹さんは、
「A、ちょっと食う？」
と、魚の身を箸でとって、私の口の前に差し出しました。少し戸惑いつつも、私はそれを口に入れました。
魚の旨味が、口いっぱいに広がります。
…隣から黒いオーラが吹き出ています。気のせいとは思えないほど濃く…しかし、気にしないぞー。
「うまい？」
『はい。とっても』
「そっか！」
あぁ、佐疫さんとはまた、違ったタイプの無邪気な可愛い笑顔…撫でたいです。
それをすると、反対側の彼が大変なことになると思うのでしませんが。
平腹さんと佐疫さんが食べ始めたので、私も自分の分を食べます。
「あ、美味しい」
トーストは綺麗な焦げ目がついていて、サクッとしています。目玉焼きは半熟でトロッとしています…素晴らしいです。感動しました。
あまりの美味しさに、頬が緩みます。
「あ、今のAの顔可愛い」
隣の佐疫さんが、私を見て呟きました。
また、この人は…。
思ったことを、少しは隠してほしいのですが。私が恥ずかしいです。
「え、マジ？あ、ホントだ！ゆる〜ってしてて、可愛い！」
あぁ、平腹さんにまで移ってしまいました…。
私は、照れる気持ちを抑えるために、紅茶を一口飲みました。
『あ、この紅茶美味しい』
「「可愛い」」
『やめてください！』
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鈴 - マシュさん» コメントありがとうございます。佐疫くんファンがここにも…！ hit数の節目に更新するので、どんどん読んで頂ければ、更新速度が上がりますよ。(催促) (2015年4月5日 13時) (
レス) id: 6ac78f6ee2 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ(プロフ) - とても面白かったです!私も佐疫さん好きなんですよ!更新お待ちしております♪ (2015年4月5日 12時) (レス) id: bfb0e46d45 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - charlotteさん» わぁ、本当ですね。興奮しながら打ってたんです…ご指摘ありがとうございます。直しておきますね。 (2015年4月4日 9時) (レス) id: 6ac78f6ee2 (このIDを非表示/違反報告)
charlotte(プロフ) - 照明が証明になってますよー (2015年4月4日 6時) (レス) id: 563efb1be8 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇イローズ(プロフ) - 鈴さん» ええっと、ま、まずそれを見てほしいっす！ (2015年4月3日 21時) (レス) id: cf514ca94f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴 | 作成日時：2015年3月30日 21時
