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「あのさ、なんで俺のこと好きなの？」
「……え、」
「いや、なんか気になって。俺ら知り合って間もないし、ただの酔っ払いをなんで好きになったのかなって」
「……それは、……」
なんで、と言われても困るけれど、明確に�眸耄匹気鵑鮃イ�になった出来事がひとつだけあった。
「ほんと、あなた俺のこと見つけるの得意ね」
「……え？」
「そう言ったんです、�眸耄匹気鵑�、私に。あの一言で、なんかこう……胸がきゅう、ってなって」
「ええ、……俺言ったっけ、そんなこと」
「言いました」
「……なんか、恥ずかしいな」
すこし頬を赤らめて後ろ首をさわる�眸耄匹気鵑法△泙燭△里箸�のようにときめいてしまう。彼は私のこと、嫌いではない。むしろよく思ってくれている。それに、私のことを好きになるまで待っていてほしい、とまで言ってくれた。なのに言いようのない不安と切なさが胸に押し寄せてくるのはどうしてだろう。
私がぐるぐる考えている間にも彼はきっちりお肉を焼いてくれていて、ほら、食べなさいよ、冷めちゃうよ？と微笑んでくれる。
「すみません、任せっきりで」
「いいのいいの、今まで何回も介抱してもらったから、今日はそのお礼」
「……ありがとう、ございます、」
「ていうかさ、敬語やめない？俺ら歳近いでしょ」
「え、でも、�眸耄匹気鵑茲�3個下ですよ、私」
「いいって、気にしなくて。呼び方も直樹でいいし」
「……えっ、」
直樹。下の名前で、呼び捨て。思えばたしかに彼のほうも私を下の名前で呼び捨てしてくれていた。だけどこれじゃあまるで、
「……恋人どうし、みたい、」
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作者名：徒歩 | 作成日時：2024年2月13日 15時
