■幼馴染 ページ46
·
『ん、…』
ふんわりとしているようで重たい身体。
視界が少しずつ明るくなって、ピントも合ってくる。
…ここは、どこだろうか。
『…あ』
ぱちぱちと瞬きをすれば、白くて広い部屋。
病室だ、と口にするよりも先に「起きたのかよ」という声が耳に入ってきた。
『しんっ…コナンくん！』
この広い病室内には椅子があって、そこでは園子と蘭が肩を寄せ合って眠っていた。
そんな2人を見つけた私は慌てて口を塞ぐ。
「…蘭も園子も夜通しここに居てくれたんだぜ？」
『そっか…心配かけちゃった、よね』
「……ったく。どれだけ心配したと思ってんだよ」
ズボンのポケットに手を突っ込んだコナンくんが呆れ口調で話を続ける。
「───すぐ、見つけられなくて悪かったな」
『へ…』
てっきり説教されると思っていた私は身構えていたものの、彼の口から出たのは謝罪の言葉だった。
どこか気まずそうな表情を浮かべてる彼に、なんだか申し訳なさが募る。
…私が、そんな表情させてるんだ。
『違うっ…私が、…私のせいでみんなにいっぱい迷惑かけて、心配かけて…』
「それはちが、」
『お願いだから、謝らないで…！！』
新一はちゃんと私のことを助けてくれた。
私の知ってる新一は、いつも自信満々で意気揚々としていて、私を安心させてくれる。
『…新一が謝るんじゃないよ』
「……」
『私が、ありがとうって言いたい』
「……A、」
感極まったせいか、じんわりと滲んだ涙をごしごしと拭ったところだった。
静まり返った部屋に「A…？」という小さな声が響いたのは。
『あ、…蘭』
「っ、目覚ましたのね！！」
寝起きで目元を擦りながら立ち上がった蘭は、視界に起き上がっていた私を捉えるとはっとしてベッドへと駆け寄ってきた。
もちろん蘭が動いたせいで目を覚ました園子も立ち上がる。
「よかった…っ、本当に…」
『…ごめんね、大丈夫だよ』
ぼろぼろと綺麗な瞳から涙を零す蘭に、私は彼女のことを抱き寄せた。
────……
微妙だ、って思うかもしれませんがここで終わりです。
…本当は、蘭、園子、夢主ちゃんの絡みを書く予定でしたが、まとまらなくなりそうだったので辞めました。笑
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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