□２８． ページ29
新一 side.
勇気くんがスパイが居たことを伝えてくれたおかげもあり、甲板にてXは捕まえることが出来た。
関空の方でも竹川の身柄は確保されたらしい。
《───アクセスIDは“aegis0902”、パスワードは“0505informer”》
関空警察から送られてきたのは竹川の携帯電話に入っていた留守電の音声。
それをパソコンで再生しているところだった。
通話の切れる音と、井上さんが「間違いないら笹浦一尉の声です」と言う。
《4月20日、午前5時30分です》
無機質な電子音。
メッセージを録音した時刻は、確かに笹浦さんの死亡推定時刻だった。
「この留守電が竹川の携帯にありました」
「笹浦一尉が竹川へイージス艦のデータを渡した、動かぬ証拠ね」
七海さんの言葉。
俺はテーブルから顔を覗かせると「波の音がしてたね」なんて口を挟んだ。
すると、この場にいた全員の視線が集まる。
「もしかしたら、海の近くかな？」
「波の音？」
「それと誰かの声も聞こえるよ！」
おっちゃんが問いかけるのに対し、にこりと笑ってみせた。目暮警部がもう一度聞かせるように頼むと、刑事がパソコンの再生ボタンを押す。
《イージス艦のデータは“KRYクラウド”に保存した…》
さっきと同じIDやパスワードが流れる中、俺は…いや、この場にいる全員が耳をすませた。
笹浦さんの声に重なって、波の音や誰かの声…さらに加えて金属音のようなものも聞こえてくる。
───なんだ、この金属音。
「もう一度、最後のところを聞かせて」
七海さんも気になったのか、そう口を開いた。
3度目の再生で、この場にいた刑事さんも納得いったようだった。
「聞こえる、確かに」
「男の声？」
きちんと声自体は聞いたらしいおっちゃんは「でも
何言ってるか分からんな」と腕を組んだ。
すぐに声紋分析を始めると刑事が立ち去っていく中、俺はじっと黙って考える。
…何だこの違和感。
まだ全てが繋がっていないような…。
───と、いろんな考えが頭の中を渦巻いているところで腕時計がピピ…と音を立てて光った。
気が付かれないように時計を手で覆った俺は通路に出た。
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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