□１５． ページ16
side change.
蘭がおじさんを呼びに行ってる間、私はコナンくんと共に人気のない通路に移動して服部くんに連絡を取っていた。
…コナンくんの持ってる腕時計型衛星電話で。
「なに…！？イージス艦から遺体が出たっちゅうんか！？」
『いや、見つかったのは左腕だけだけど多分…っうわぁ』
事情を説明するやいなや、服部くんの驚いた声が聞こえて来て、私は新一の説明に情報を付け加えた。
…ところで、通りかかった隊員を見つけたコナンくんが私の腕を引いて奥に入る。
「…ああ、左腕は海上自衛隊の制服を着てたみてーだぜ」
「じゃあ、殺害されたんは自衛隊員か！？」
「殺害されたか事故かはまだ分からねーけど、ただ…死んだのは一等海尉だ」
『え、なんで分かるの？』
今そんな話をしている暇はないのに、思わず質問してしまった私ははっとして両手で口を塞ぐ。
そんな私に、コナンくんの腕時計から「階級章があるんや」と服部くんの声が聞こえた。
『階級章？』
「ほら、袖の部分で分かるようになってるんだよ」
『へぇ…』
さすが2人。知識量が私の5倍くらいだもんね。
……ちょっと悔しい。
「とにかくすぐに向かう、連絡待っとるで！」
舞鶴に向かうという服部くんの言葉を最後に通信を切ると、通路を駆けてくる足音が聞こえてきた。
扉の影に隠れると、身を屈めて覗き込む。
「衛星通信ができそうな機材は見当たりません」
無線で話す隊員に、私はバレてるんじゃ…という目線をコナンくんに向けると、彼は小さく頷く。
「引き続き、監視カメラの無い区画を調べてくれ、Xが潜んでいるかもしれん」
…エックス？
私と同じように目を見張ったコナンくんは顎に手を当てて考えてる。
…なんだろう、潜んでいるかもしれないエックスって。
───ピピ…と鳴り響く着信音。
その音源は私よ横にいるコナンくんの腕時計から。
「やべっ…」
慌てて着信を切るコナンくんだけど、隊員の耳は誤魔化せない。
奥で「今、変な音が…」と顔を見合わせた2人の隊員に変な汗が出てくる。
「…こっちだ、」
コナンくんは、小声でそう言うと私の手を掴んで咄嗟に通路の奥の影に身を潜める。
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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