■後日談 ページ43
·
「見舞いに来てやったで！A！」
最近はもうすっかり耳に馴染んだ関西弁が、この個室の病室に響き渡った。
彼が来たということは、
「Aちゃん、もう大丈夫なん…？」
幼馴染の彼女ももちろん一緒。
見舞いの花を抱えた和葉ちゃんは服部くんの後ろから顔を覗かせていた。
『和葉ちゃん！…と服部くん』
「なんやねん、おまけみたいに言いよって…」
ぶつぶつと何か文句を零す服部くんの背中を押した和葉ちゃん。
「…にしても、1人って寂しいなぁ？」
『うん、でもみんなが来てくれるから大丈夫』
大きな怪我だって無いから明日には退院できるし、それに私には───…
「あれ？…服部くんに和葉ちゃんじゃない！」
「蘭ちゃん！」
「くどッ…、コナンくんやないかい！」
…大好きな幼馴染がそばに居てくれるから。
飲み物を買いに行ってくると告げて出て行った2人は、戻ってくるなり服部くんと和葉ちゃんを見て驚いたような反応。
コナンくんは呆れ顔でジト…と服部くんを見上げた。
「あ、お花持ってきてくれたんだ、ありがとう！」
『…蘭がお母さんみたいになっちゃった』
「あはは…、花瓶あるから水入れてくるね」
花を受け取ろうとした蘭に、和葉ちゃんは一緒に行く、と告げる。
2人が病室を出て行ったのを確認して、歩いてきた服部くんが真剣そうな表情でこちらを見る。
…え。
普段は事件の時くらいにしかそんな顔しないじゃん。…なんて戸惑っていれば、彼はぐっと近づいて顔を覗き込んできた。
「…体はもう大丈夫なんか？」
『あ、…うん』
思わずぱちりと瞬きをしてしまう。
…と、コナンくん───もとい新一が「離れろよっ」と私から服部くんを引き剥がした。
『それよりも服部くんの方が重症なんじゃない？』
「俺なんかほんの擦り傷や！なんともない！」
『…彼女守ってかっこいーですねぇ♡』
ニヤリと笑えば、服部くんの頬がぴくりと動く。
「なんで知って…」
『新一と和葉ちゃんから聞きました』
ぐるりと新一の方を向いた服部くんが「工藤お前っ」なんて口をへの字にして睨みつけている。
…かと思えば、何を思い出したのかご機嫌そうに口角を上げた。
「ほんなら工藤、お前もAのこと守ったんやろ？」
その言葉に、新一の顔が少しだけ曇ったのが分かった。
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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