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□17. ページ18

「犯人はおじさんの聞き返しに苛立って思わず言っちゃったんだよ!耳に覚えのある言い回しを!」

「だとすれば犯人のミスだな…」

「うん!」


目暮警部の呟きにコクリと頷く。

…つられるように私も一緒に。



「その時、遠藤選手の言葉を聞いたのは…?」


コナンくんに問いかける気満々だった高木刑事。
おじさんの「おほん、」という大きな咳払いでみんなの視線がそちらへと向けられた。


「あの時、試合に出ていたJリーガーと私を除くと、容疑者は4人。…山森慎三、香田薫、榊良輔、本浦圭一郎───以上4人が、私の捜査戦上に浮上した容疑者であります」

『…1人忘れてるよ』


横にいるおじさんをちらっと見上げながらも口を開く。…呆れた表情の新一と蘭に変わって。


『あの時、近くのベンチに座ってた…中岡…さん』

「中岡一雅さん、な?」

『そう、その人!』


苗字は覚えていたものの名前がぱっと出てこなく、新一にフォローを入れてもらってスッキリ。

こういうのって気になっちゃうよね〜〜!


「中岡一雅って…あの雪の国立の?」

「高木くん知ってるの?」

「ええ、3年前甥っ子に誘われて見に行ったんです」


高木刑事の話を聞きつつも蘭が持ってきてくれたオレンジジュースを飲む。


大雪のため2時5分開始の予定が大幅に遅れて、3時40分にキックオフ。
試合は0対0のまま、延長に突入……PK戦かっていう残り4分に中岡さんが決勝のゴールを決めて、終わったのは6時10分前だった…って。


「…その中岡を入れると、容疑者は5人」

「まぁ、偶然同じ言葉を言った可能性も無くはありませんが、犯人の動機が私への挑戦だったとしたら…最近変わった出来事で出会った人物はこのサッカー教室しかないんです」

「分かった、その5人について早急に調べてみる」



今日のところはこれで終了。
探偵事務所から出ていく3人を見送り、私はソファへと飛び込む。


『んんん、蘭姉ちゃん』

「なぁに愛花ちゃん」

『…オムライス食べたい』


ごろん、とソファの上で寝転がりながらそう言えば、一瞬目を丸くさせて「いいわよ」と頷いた。



『?…どしたの?』

「ふふ、…ちょっと昔のこと思い出して」

『…?』

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ぱぴこ(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます!!そう言っていただけると嬉しい限りです!!ぜひこれからもよろしくお願いします! (2019年5月23日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
- おおおお毎回お話が面白すぎて毎日楽しみです!頑張って下さい! (2019年5月22日 18時) (レス) id: fc9bd81442 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱぴこ。 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月18日 22時

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