□５． ページ6
園子と蘭が呼びに来て、私たちはスカイデッキへと向かった。
飛行船の内部が見えるガラス張りの綺麗なエレベーターから出て上を見れば、明るい空が広がっている。
そんな私たちがまっすぐ向かった先にはジュエルが。「お宝だ！」と駆け寄る子供たちに続いて私も早足で進んだ。
「お宝見せろよ！」
「子供が見るもんじゃない！」
「いいじゃないですかぁ！」
「だーめ！！」
子供たちが宝石を覗こうとするのを阻止する中森警部……、青子のお父さん。
そんな中森警部は後ろからやってきた次郎吉おじさまを含む私たちを見て「あんたねぇ！」とこちらへと。
それをあしらったおじさまは“レディスカイ”の説明を始める。
『んへへへ、キラキラしてる…』
「オメー、こういうの好きだったか？」
『いや、キッドが好きそうだなって…』
「…へぇ」
小声で話していれば、急に不満そうな表情をする新一に私は瞬きを数回。隣で哀ちゃんが笑ったのが分かった。
…とその時、近くにいたおじさんが勢いよく後ろに吹っ飛んだ。
『…ちょっ、元太くんなに押して…』
すぐにおじさんに駆け寄る蘭。
あんな攻撃くらいじゃどうにでも無いらしく、起き上がったかと思えば「なにしやがる…！！」と飛びつこうとしたおじさんは…
『…あ』
何かのセンサーが反応したらしく、盛大に電気ショックを受ける。
さすがのおじさんもぐったりと地面に伏せた。
「……確かに、こんな仕掛けもついちゃいなかったが、奴がこうしたらどうする？」
そう言って次郎吉おじさまの横につくと、拳銃を突きつけるようにして立つ中森警部。
「こうして拳銃を突きつけられれば、あんたのその指で開けざるを得ないだろう」
『キッドはそんなことしないです』
私の言葉にジト…とこちらを見る中森警部。
おじさまが「まぁ、嬢ちゃんの言う通りじゃと思うが、その時は…」と言いながらも何かを操作し出す。
すると、床が抜けて中森警部が落ちてしまった。
もちろん周りにいたみんなはぎょっとする。
「はっはっはっ、その時はこうするまでじゃ！」
「もしかして、海まで落ちちゃったの…！？」
不安げに尋ねる歩美ちゃんにそんなことは無いと告げたおじさまはもう一度パネルを操作する。
そのおかげで開いた床からは中森警部が顔を覗かせて「くそーっ、なんて仕掛けだ！」と声を上げた。
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(名前)ひよ(プロフ) - コメント失礼します。最近占いツクールで主さんの作品を見させてもらっています。質問ですが、うざさ99%の作品でパスワードがかかっていて、作品を見ることができません…。パスワードとはどんなのか教えてくださると嬉しいです！ (2020年11月23日 9時) (
レス) id: 8296576305 (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - 遊び人さん» ここだけの話、好きです(小声)隙あらば狙ってます(小声) (2020年8月31日 21時) (レス) id: 3a75016096 (このIDを非表示/違反報告)
遊び人 - 快斗って夢主のこと好きなんですか？？？星が綺麗って言ってたし顔赤くしてたし！！よかったら教えてくださいいぃ！！ (2020年8月31日 20時) (レス) id: 08ebd560d2 (このIDを非表示/違反報告)
Akiko Tanei(プロフ) - 『一部始終しか見ていない』とありますが、『一部始終』とは最初から最後まで・細々としたところまでという意味なので、文章の意味的に『始終』はいらないと思いますよ。 (2020年1月6日 0時) (レス) id: ac2f5c909d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 蓮花さん» 覚えている人がいてくれたなんてびっくりです…！！超嬉しい！！笑 ありがとうございます！！ (2019年6月24日 7時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぴこ。 x他1人 | 作成日時：2019年5月4日 11時
