□１１． ページ12
地面にゆっくりと藤岡さんを横にした蘭にときめいた…というのはさておき、彼女を心配そうに見つめた博士がすぐに消毒するように言う。
「こっちに…！配膳室に消毒用のアルコールがあるわ！」
ウェイトレスさんの言葉に、蘭は配膳室の方へと駆けて行く。
「まさか、この船から感染者を出してしまうとは…」
「他に喫煙室に入った者は──…」
おじさまと中森警部がそう言った直後、さっきのウェイトレスさんの「ちょっと！大丈夫！？」という声がこの場に響いた。
そこにはポニーテールのウェイトレスさんが倒れている。
「発疹が…右手と左腕に…！」
「くそっ、彼女もか…！」
この飛行船に医者は乗せていないけれど、診察室の奥にはベッドがあってそこで隔離できるらしい。
念の為ダイニングは閉鎖し、ラウンジの方へ移ることになった。
『───は、博士…』
ふと気になったことがある。
…というか、いろんな意味で確実ではあるんだけど。
こちらを向く博士に、私はゆっくりと声を出した。
『子供たちは…っていうか、元太くんは…？』
あまりにも深刻な私の声に、不思議そうにする博士と哀ちゃん。
2人とは違い、新一は私の言葉にサッと青ざめた。
「まさか…！」
そう、私がさっきから気にかかっていたのは倒れたウェイトレスさんのこと。
ついさっき、彼女のくしゃみがかかった元太くん。
もしもウイルスに感染していた場合、…元太くんにも移っている可能性がある。
『さ、探してくる…！！』
「俺も行く！」
·
呆気なく見つけることが出来た子供たち。
立ち入り禁止のこの場にいることを怒られると思ったのだろう。
私たちを見るなり「あ、えっと…ここが立ち入り禁止だということは…」と聞いていないことを話し出す光彦くん。
今はそんなことは気にしている場合じゃなかった。
「お前、体は大丈夫か！？」
『元太くん、体に違和感とか無い！？』
ガッと肩を掴んで詰め寄る新一に戸惑う元太くん。
見たところ何も異常はなさそうだった。
「Aお姉さんもコナンくんもどうしたの…？」
3人ともキョトンとしている。
その様子に、新一は考えるように俯いた。
うん、大丈夫そう……だけど。
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(名前)ひよ(プロフ) - コメント失礼します。最近占いツクールで主さんの作品を見させてもらっています。質問ですが、うざさ99%の作品でパスワードがかかっていて、作品を見ることができません…。パスワードとはどんなのか教えてくださると嬉しいです！ (2020年11月23日 9時) (
レス) id: 8296576305 (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - 遊び人さん» ここだけの話、好きです(小声)隙あらば狙ってます(小声) (2020年8月31日 21時) (レス) id: 3a75016096 (このIDを非表示/違反報告)
遊び人 - 快斗って夢主のこと好きなんですか？？？星が綺麗って言ってたし顔赤くしてたし！！よかったら教えてくださいいぃ！！ (2020年8月31日 20時) (レス) id: 08ebd560d2 (このIDを非表示/違反報告)
Akiko Tanei(プロフ) - 『一部始終しか見ていない』とありますが、『一部始終』とは最初から最後まで・細々としたところまでという意味なので、文章の意味的に『始終』はいらないと思いますよ。 (2020年1月6日 0時) (レス) id: ac2f5c909d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 蓮花さん» 覚えている人がいてくれたなんてびっくりです…！！超嬉しい！！笑 ありがとうございます！！ (2019年6月24日 7時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぴこ。 x他1人 | 作成日時：2019年5月4日 11時
