cnきらいなの ページ9
(曲パロ風味)
『あたし、あなたみたいな人、嫌い』
いつもキラキラ笑ってて
みんなから愛されてて
あたしにはないものを持ってる人
「んなもん昔から知っとるわ」
あたしの捻くれた言葉にも笑って返してくれて
あたしもたいな捻くれた人にも優しくて
あたしの最悪な性格も受け入れてくれる
きらい、だいっきらい
あなたのことを素直に好きだと言えないあたしが大嫌い
あなたの優しさに甘えたままのあたしが大嫌い
あなたに何も返せずにﾀﾋぬあたしが大嫌い
「…Aに会うまで、俺には価値なんてないと思ってた」
「あの人たちに追いつけなくて、肩を並べられなくて、自分の存在意義がわからなくなった時」
「Aが横にいてくれたから、俺は俺が生まれてきた意味がわかった」
「俺なぁ、多分Aに会うために生まれてきたんやで」
なによ
価値って、存在意義って、生まれてきた意味って
やめて、やめてよ
最後くらい笑いたかったのに、泣いちゃったじゃん
「んふ、泣かんといて、A」
もう、目も開けられないのに
あなたが笑っているのは聞こえる
あなた声は聞こえる
酸素記入機の音と
心電図の音と
あなたの声
あなたが繋いでくれた手の温もりも少しずつわからなくなる
「ありがとう、俺と出会ってくれて」
「ごめんな、最後までAの前で泣いちゃって」
ありがとう、こんなあたしをあいしてくれて
ごめんなさい、すなおになれなくて
あなたをおいていくことになってしまって
もう、なにもあなたにのこせないけど
あたし、あなたのこと
ちーののこと
あいしてる
白い部屋で機械音がなる
2人の空間に待機していた医師が近づく
月は出ていない、暗い暗い夜だった。
その日、チーノが一つだけよく覚えていたものは星だった
都会のビルの隙間から覗いた星が、よく輝いていたらしい
「…愛してる」
これからも彼女と共に生きていくcn
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千猫(プロフ) - 匿名さん» sypお嬢様お気に入りの話なのでコメント嬉しいです！スターは偉大ですからねw (2月29日 23時) (
レス) @page20 id: 123001fabd (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 悪役令嬢sypのお嬢様経緯すこ。てかスターの彼女数の答えでバレるの草ww (2月25日 1時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千猫 | 作成日時：2024年2月21日 21時
