6 ページ7
結局あの日から何か起こったわけでも話したわけでもなく
あっという間に日付けは5月に入っていた
りっちゃんとバイバイして部活にいくと、今日は個人練習とのこと。
個人練習はどこの教室を使っても大丈夫なので、私は楽器を組み立て譜面台を持って迷わず自分の教室に足を向けた。
自席に座って練習していると、グラウンドから掛け声が聞こえてきた
もしや陸上部では、？
と思い、窓際まで行ってのぞくと
予想通り陸上部がいてそこに一際目立つ金髪が走っていた
「……折原くんだ」
走ってるところ、ほんとにかっこいいな
しばらく眺めていると、５分くらい時間が経っていたみたいで
もうそろそろ練習を再開しないとサボっていることがバレてしまうので慌てて自席に座って楽器を持って練習を再開した
「っふー……ここ嫌い指動かん」
譜面を見ながら不満をもらし、息は吹き込まず指だけ動かす練習をしていると、廊下側から足音が聞こえてくる
練習している時はたまに足音が聞こえるため特に気にしていなかったが、
その足音が教室の前で止まったので何かと思い、思わず自分の動かしていた指も止まる。
……え、なんか私怒られる、？
はやく通り過ぎてくれないかな、、なんて思ってるとガラッと教室のドアが開いて少しびっくりする
視界に入ってきたのは、さっきグラウンドで見たあの金髪の彼。
そう、折原くんだった。
「……おわっ、びっくりしたっ」
「えっ、あっ、ごめんなさいっ」
「いやええんよ、逆にびっくりしたやろ？ごめんなっ」
……え、待って私今喋った、？
「山岡さん今日はここで練習してんねんなぁ」
あれ、ノートない。と机の中を見ながらそう言った折原くんに話しかけられる
「あっ、うん、そう、、です」
「なんで敬語？(笑)」
ふふっと笑った折原くんはノートが見つかったのかまたこちらに戻ってくる
「同い年やし、同じクラスなんやし！そんな緊張せんと！」
「そ、うだね！」
「うんうん。あ、Aちゃんって呼んでいい？苗字にさん付け堅苦しいなって思ってたから」
「えっ、うんっ、どうぞ！」
「ふふっ、じゃあAちゃん、また明日ね。部活頑張って！」
「あっ、うん！折原くんも、頑張って！」
ありがと、と言ってふわっと笑った折原くんは教室を出ていった
まさかの急展開に頭がついていかない。
…………これは、夢ですか、、？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かずな。(プロフ) - みみりんさん» そう言っていただけて嬉しい限りです🥺 これからもよろしくお願いします✨️ 私もみみりんさんの作品めちゃくちゃ好きで応援しています…！(ここですみません💦) (7月10日 0時) (
レス) @page23 id: 236c07d25b (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - かずな。さん» お返事ありがとうございます😭かずな。さんの作品ほんとうに大好きです、応援しております！ わ、そうです！笑。ご存知なんですね恐縮です😖 (6月19日 2時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
かずな。(プロフ) - みみりんさん» コメントありがとうございます✨嬉しいお言葉ありがとうございます…！さらにきゅんきゅん増していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします！……あと全然違うのですがお間違いなければせんらさんの日替わりや秘密の作品の方です、よね、？🥺 (6月17日 23時) (レス) @page21 id: 236c07d25b (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - 日々の更新おつかれさまです☺️折原くん、かっこよすぎ...きゅんきゅんが止まらないです(>_<)大好きすぎます（ ; ; ）これからもがんばってください！❤︎ (6月17日 22時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かずな。 | 作成日時：2023年2月19日 16時
