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彼からきた連絡に、私は助けてほしいと返事をした
すぐに既読がついていつものとこに来て、と返ってきたので
私はそこに向かった
「A！」
「…っセンラさ、」
喉になにかがひっかかっている感覚がする。
先程、首を絞められたからだろうか。
気管が少し傷付いてしまったのか、
喋ろうとすると、喉が少しだけ痛い。
「大丈夫、？」
眉を下げてこちらを覗き、心配してくれる彼
首を絞められ意識が朦朧とした時の恐怖と、
あの人から殴られる恐怖。
こんなに夜遅いのに、連絡をくれて
こんなにも優しくて大切にしてくれる彼。
恐怖と彼の優しさとで色んな感情がまざって涙が溢れ、こぼれ落ちる。
そんな私を見た彼は少しびっくりしていたものの、何も言わずに優しくぎゅっと抱き締めた
「もう我慢せんでええよ、、俺のそばにおって」
抱き締めながら私の頭を撫で、そう言った彼は一筋の涙を流していた
＿＿＿＿＿＿＿
「…話せそう、？」
淹れてくれたココアを私の目の前に置いて隣に座った彼は、いつもの優しい声でそう言った
「あー、やっぱいいや、俺から話してもええかな」
あまり喉を使わないように気を使ってくれたのか、
彼がそう言ってくれたので私は黙って頷いた
「俺はさ、最低なやつなんよ」
ぽつり、彼が呟く
最低だなんて思ったことなんてない。
むしろ、私を救ってくれたヒーローだ。
「Aが弱ってるところに漬け込んで、治したる、なんて言ってAと会う口実つくって。会ったら傷癒して、キスもして、体も重ねて…ってしてたけどさ、それって俺の勝手でAのこと考えれてなくて。」
…お願い、そんな事言わないで。
彼の勝手じゃない。受け入れたのは私なのに。
「こんなん周りからしたら不倫やんって思われてしまう。けど、心も身体もこんなにも傷付いてるのに、俺はそんな一言で片付けたくなくて。」
「…でもそれを利用してしまったのは俺でさ。」
「ほんまは、もっと早く言いたかったけどこの関係が終わってしまうかもしれんのが怖くて言えんかった」
…やめて、そんな言い方、離れてしまうってこと、？
「でもやっぱりこんなん見てられへん。ちゃんとケジメつけようと思うねん。やからさ、もう正直に言わせて」
言葉の続きが怖くて、俯いた私の顔を
彼は手で優しく包み込みあの優しい目で私をグッと見つめた
「……好き、なんよ。Aのことが。もうどうしようもないくらいに。」
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かずな。(プロフ) - さいきさん» 初コメありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみませんm(_ _)m わああ、そう言って下さりとても嬉しいです…！ありがとうございます！これからも興味惹いてくださるように更新してまいりますのでよろしくお願いいたします！ (2023年1月25日 16時) (
レス) id: 236c07d25b (このIDを非表示/違反報告)
さいき(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白いです。。。1話目で興味惹かれてそのあと過去の話になるの構成がうますぎて…応援してます！ (2023年1月4日 0時) (レス) @page4 id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずな。 | 作成日時：2023年1月3日 21時
