ちゃんとしたサッカーファン、なんですよね。 ページ4
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糸師冴は店員に下がるようにと命令していた、
手を挙げただけで。
いやそれはもう、神の偉業なんよ。
そう思いながら、彼を見上げていれば、
どかっ、と少し離れたとこに座る彼。
冴｢いつからサッカー好きなんだ？｣
｢10年ぐらい前かな。
冴くんのサッカー初めて見た時から。｣
冴｢は？｣
｢え、なに。問題でもある？｣
冴｢まじでお前、俺の事好きすぎだろ、きもちわりぃ。｣
｢熱狂的なファンって言って欲しいな…………？？｣
自分のファンに向かって、
気持ち悪いいってんも、許されるの、
この人だけなんだろうな。
別にいいだろ、幼い時から見てたんだから。
そんぐらい許しなさいよ。
冴｢サッカーやんねぇの？｣
｢運動神経が壊滅的なもので。｣
冴｢だろうな。｣
｢糸師冴、私の事嫌いかよ。｣
冴｢全員同じだろ。｣
｢何基準？？？｣
糸師冴はかっこいい人だと思っていた。
というか、思ってる。
それに可愛いとこもある、って。
ゲゲゲの鬼太郎が好きだし、
ちびまる子ちゃんも好きな彼だ。
いや、可愛いな。
そんなとこが好きなんだよなぁ。
会話してて思ったけど、
糸師冴は思った以上のエゴイストかもしれない。
エゴイスト、利己主義者。
すいません、使い方合ってるかはわかりませんけど。
そう考えていれば、徐に立ち上がる彼。
それに首を傾げていれば、
見下ろされる。
冴｢名前、｣
｢誰の？｣
冴｢この部屋にいんの、
俺とお前だけだろーが、お前しかいねぇだろ、ばか。｣
｢えんえん、瀬山Aです。｣
冴｢ま、もう会わねぇだろ。じゃあな、｣
｢え、待って！！！！｣
思わず、彼の服を掴む。
見下ろされては、
明らかなるイラつきを感じ取った。
が、
そんなのはお構い無しだ。
声を震わせながら、
彼を見つめながら、私は言葉をはき出す。
｢まだ、サイン、貰ってない。｣
その言葉に、舌打ちされた。
酷くない！？
ファンにサインぐらいくれてもいいじゃん！
なんて思っていたのなら、
持ち歩いてるのかサインペンを取り出され、
ショッパーにサインされる。
え、なんで、ショッパーなの。
普通もっとちゃいますやん。
｢ショッパーって使い道ないよなぁ。｣
冴｢捨てたら殺す。｣
｢使います。｣
VIPルームから出ていく彼の背中を見つめていた。
Hey Siri、ショッパーの使い道。→←すいません糸師冴、金で殴らないでください。
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夏蜜柑 - 冴ちゃん最推しなのでもう、最高でした！！ (2023年2月1日 8時) (
レス) @page48 id: 5a9946419b (このIDを非表示/違反報告)
甘いものと眼鏡(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎朝この小説の更新を楽しみにしてました！！これからもずっと応援してます！！！ (2023年1月29日 7時) (レス) @page50 id: 10f6e45005 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 完結おめでとうございます👏🏻🎉✨最初から最後までとても素晴らしい作品でした。ことりさんの書く作品は、どれも読んでいてワクワクするようなものばかりです。これからも、他の作品での活躍を楽しみにしています🌷🤍 (2023年1月28日 8時) (レス) @page50 id: fb39a53612 (このIDを非表示/違反報告)
お饅頭(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！！完結してしまったのが寂しくも嬉しくも感じます、完結までが完結してしまうとあっという間に感じました。改めて素晴らしい作品を完結まで続けてくださりありがとうございました！そしてお疲れ様でした！ (2023年1月28日 1時) (レス) @page50 id: c1e1b186de (このIDを非表示/違反報告)
ｔｏｍａｔｏ(プロフ) - さいっこうに面白かったです！冴オチの夢小説はこれが初めてだったんですが、面白かったので他のも見てみようと思います！文章の書き方とか、文字の選びが凄い好きなので、他の作品もみようと思います！お疲れ様でした！ (2023年1月27日 23時) (レス) @page50 id: 9d5bc87a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2023年1月1日 2時
