就職先が黒の組織ってどーゆーことですか。

故郷でやめてくださいよ。 ページ43

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｢白田おじさん、佐川のおじちゃん、橋本のおじちゃん、
それからお父ちゃんの関係性ですか？｣



バーボン｢10年来の友人〜とかあったりしますか？｣

｢なくは無いですよ。
10年来の友人ってのもあるんですけど、
学生時からの付き合いで、同じサークルだった、とか。｣



ベルモット｢サークル名は？｣

｢そんな凄いもんじゃないですよ。
犯人心理学を学んでたらしいので、それに因んだ、
探偵ごっこもどきですから。｣




っははーー、と笑いながらも、



警察が来ては鑑定品やら、
推定時刻やらの割り出しが行われていた。


死因は、絞殺らしい。





私は今も尚明確に覚えている。





｢白田おじさんの首元にも、
絞められた跡があったらしいです。
お父ちゃんにもありました。｣



バーボン｢同一犯の可能性が高まりましたね。｣

｢いやでも、ほら、
白田おじさんのは事故死だって、｣





ジン｢絞め殺したあとに、
事故死に見せることぐらい出来るだろ。｣

｢ジンさん！！
可笑しいですよさっきから。
言うこと全部疑わしい、みたいな。
まるで、だってそれじゃ、この中に人殺しがいるみたいな、｣






ベルモット｢いるわよ、あなたの父親を含め、
4人を絞殺した犯人は。
きっと田舎だからということで、余裕にしてるでしょうけど。｣



犯人候補は絞られていた。




今日、橋本のおじちゃんと会っていた、
4人が候補らしい。


それこそ、橋本のおじちゃんの奥さんと、





峯田おばさん。

それから、私のお母ちゃんに、
お孫さん。




それぞれ、恨む理由なんてものはない。

動機がないのは明確だった。
お孫さんは、今年で25らしいけど、



そこまで酷い人では無いのは知っている。





｢やめてくださいよ、私の故郷で。
そうやって犯人扱いするのやめてくださいよ！！｣




ジン｢全部分かれば、真実は見えてくるだろ。｣

｢なんで、ジンさんもそこまでこの話に入るんですか。
いつも、どうでも良くてなんなら、殺そうとしてくるぐらいには、
ゴミみたいな性格してるのに。
あ、すいませんごめんなさい、銃口突きつけないでください。
ごめ、ごめんってば！！！！｣





ゴミみたいな性格、と言えば、
銃口を腹に突きつけられたため、


慌てて謝る。




そーゆーとこだと思うんだけどな、私。


それに、ジンさんがここまで、
この事件に介入するとは思わなかった。




どうでもいい癖に。



やっぱ頭おかしいんだろうな。

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