｢遺体、見つけちゃいました。｣ ページ42
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｢つまり、皆さんは、
数年前の事故と今回の事件は関係性があると、言いたいんですか？
馬鹿なこと言わないでくださいよ。｣
キャンティ｢数年前だけではなく、
もしあんたの父親の事件にも関与しているかも、
って言ってもあんたは、どうでもいいって言えるのかい？｣
｢それは、………気になりはしますけど。
ここはクソみたいな田舎です。
指名手配犯やらなんやらが居るわけないじゃないですか。｣
ジン｢そいつら以外にも、
夜に山に入ったやつはいるのか？｣
｢ジンさんまで！！！
どうやら、子供たちが前に入ってしまったらしいんです。
ですが、数時間後には無事に帰ってきたとのこと。
だからその境界までは行ってないから、とか話してたらしいですけど。｣
ジン｢その境界とやらまで案内しろ。｣
｢こんなクソ遅い時間に！！？？｣
時計は、24時を過ぎていた。
それにため息を吐き出しては、
懐中電灯を何本も持ち、
山の麓まで向かう。
途中途中、山に行くな！と言われたが、
この馬鹿な上司たちが、
素直に聞くはずもない。
はーーっ、とため息を吐き出しては、
山の中へと続く道の前までくる。
さっさと案内すれば、何もありませんでした、
となるだろう。
今思えば、こんな田舎に殺人事件とか起きるわけが無いのに。
｢あの山小屋が、白田おじさんのやつです。
それで、境界と呼ばれているのは、この大樹の向こう側の話です。｣
そう話しながらも、
どうせ迷信だと思っているため、大樹に寄りかかる。
ゆらゆらとしながらにいれば、
ふと視界の端に何かが入り込む。
後ろ側を覗き込んだのならば、
そこにあったのは、
橋本のおじちゃんの遺体だった。
見慣れたせいか驚かなくなった自分に泣きそうだ。
｢いやまじで、迷信だっての。
誰か刑事さんのモノマネごととかできます？｣
バーボン｢どうした、｣
｢遺体、見つけちゃいました。｣
こんなにも何度も起きるものなのだろうか。
ぼんやりとしながら、
空を見上げたのならば、
大樹の枝になにか光ったものが見えた。
バーボンさんが手袋をして、
触れたのを見ながらも、
何処からかの視線に振り向く。
ベルモット｢あなたがここにいた時に、
このような事はあったの？｣
｢いや、お父ちゃんが死んでからだと思います。｣
だから周りの目が、痛かったんだろうなぁ。
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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します！続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです！これからも応援してます！！ (5月9日 22時) (
レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…！ (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説！！！！ありがとうございます！ (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです！！！結婚してください！！！！（（（ (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2022年5月2日 5時
