それが気がかり、何が気がかり？ ページ41
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私の上司たちは、
些細なことさえも、事件とか言い出す。
妙だな、とか言い出す。
いや、なにが？？？
そんなことを思うほどに、
この人たちは事件慣れしているのだろうか。
てか、気にするのやめろ。
偽証罪やぞ、知らんけど。
キャンティ｢ほんっとに田舎なんだな。｣
｢都会っ子が。
あぁ、すいません、すいません、
なぐ、えぇ！？殴る！？！？｣
キャンティ｢気づいたら。｣
ベルモット｢暗いのね、夜になると。｣
｢えぇ、まぁ。
なので、夜になったら山に入るな、
ってのはルールでしたし。
まぁ昔からの変な話とかもありますよ。
佐川のおじちゃんそれを破ったから死んだ、っていう人もいますし。｣
ジン｢昔話か、｣
｢気になるんですか？お子ちゃまー。
あ、ごめんなさい、ごめ、すいません、｣
思いっきし首を絞められたので、
暴れたのならば、
少ししてから話された。
咳き込みながら、説明するようにと話す。
この街は別に普通だ。
特に変わったことは無い。
よくある子供を驚かすだけの昔話。
夜に山に入ると帰って来れなくなる。
それは山道が分からなくなるから、ではなく、
あの世に連れていかれるから。
所謂生と死の境界が山の中にあり、
夜になるとその境界が開くから、といった、迷信だ。
｢子供だましですよ。｣
バーボン｢山の中には、何も無いのか？｣
｢いや、ありますよ。
白田おじさんが使っていた山小屋が。
けど、白田おじさんは数年前に山の中で遺体として見つかりました。
事故死として処理されたようです。
理由は足を滑らせ、打ちどころが悪かった、とか。｣
そう話しながら、食後のデザートとして、
買ってきたバームクーヘンを切り分け、
さらに出したのならば、
キャンティさんが最初に食べていた。
何かを考える素振りをみるが、
そんなに気になる事でもあるのだろうか。
まぁ事件性はないだろうし、
きっと事故として処理はされるかもしれない。
ベルモット｢少し気になるわね。
夜に山に入ったからと言って、
山に慣れている人間がそんなにも死ぬものかしら。｣
｢夜ですもの、足場が悪いなんてザラにあります。｣
バーボン｢気になるのは、
なぜ、夜に山に行かなければならなかったのか。
当たり前な箇所に疑問を抱くのも大切なんですよ。｣
いや、やめろ。
ただの帰省を事件ものにするな。
この探偵バカども。
｢遺体、見つけちゃいました。｣→←お前らの親の顔が見てみたいぜ。
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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します！続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです！これからも応援してます！！ (5月9日 22時) (
レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…！ (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説！！！！ありがとうございます！ (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです！！！結婚してください！！！！（（（ (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2022年5月2日 5時
