教えて!シェリー先生! ページ5
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「という訳なんですよ、シェリーさん。」
シェリー「あら、途中までは合ってるじゃない。」
「嘘!どこまで!?」
シェリー「小説よ。何かとパスワードっていうのは、
人の名前だったり、文豪、探偵の名前だったり多いの。
nobody、ラテン語でネモ。誰でもない、っていうことは、
なにものでもないこと。
小説の中に居たじゃない、名前でしか出てこなかった、
登場人物が。」
なんて、つらつらと言葉を並べるシェリーさん。
つい先程、戻ってきた時に、
ジンさんたちに用事があったらしく、
居合わせては、ヒントをもらおうと思ったのだ。
なんかここ、頭いい人いっぱいだし。
「つまりは、その小説の作者がパスワードってことですか?」
シェリー「多分よ、確証はないわ。
間違ったら振り出しだもの、」
「責任感のなさ。」
カタカタと調べながら、
その作者名を調べた。
チャールズ・ディケンズと出てきたため、
それを打ち込んだ瞬間、
エラーの文字はなく、
なんなくファイルが開いていく。
わぁ、凄い。
「合ってるー!」
そうやってキャッキャっとしていたのならば、
シェリーさんは、
呆れながらも笑っていた。
シェリー「そんなことで喜べるのね。」
「これ溶けなかったら、
ジンさんに殺されるので。」
シェリー「あなたみたいな人が、こんなとこ、
来ちゃいけないのに。」
「辞めたいです、めちゃくちゃ。
初日から3人に銃口を向けられたんですよ。
はっはー、あれは殺す気でしたね。」
なーんて、笑っていたのならば、
シェリーさんは、
コーヒーを持ってきて、私を見つめてくる。
わぁ、美人さん!なんて思っていたのならば、
シェリーさんの声が響いたと思う。
掠れたような、そんな声。
シェリー「こんな世界、あなたには似合わないわ。
さっさとここから出ていきなさい。
これはあなたの為なのよ。」
そうやって必死に私のためだと言って、
何とか逃がそうとしてくれてるのがわかる。
けどでも、ここの社長さんに拾ってもらったからなぁ。
パソコンを閉じては、彼女に笑みを向けた。
少し瞳を揺らしている。
「ありがとうございます、
でも、私一人逃げるのは違うと思うので。」
へへっ、と笑ったのなら、
彼女は、本当にバカね、なんて呟いていた。
その言葉に、首を傾げていたのならば、
ノックもなくジンさんが来た。
ジンさんにも少年の心があったんですね。→←一般人なんですけど、私。
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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します!続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです!これからも応援してます!! (5月9日 22時) (レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…! (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説!!!!ありがとうございます! (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです!!!結婚してください!!!!((( (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2022年5月2日 5時