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お前らの親の顔が見てみたいぜ。 ページ40

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「すいません、皆さん。
手当たり次第に喧嘩ふっかけないでください。
おい待て。まて!!!やめろ!!
噂なんて5分もしたら出回るんだぞ!!!!なぁ!!!」





この人たち、きっと甘やかされてきたんだろうな。



そんなことを察しながらも、
手当たり次第の如く、

喧嘩しようとするから、



慌ててとめた。
人の故郷で何する気だ。


歩いて一時間半が経ち、やっと私の町まで着いたのだ。





バスとかはあるけど、
三時間に一本で、時間通りに来ないため、


意味は無い。




そう考えながら、我が家に到着したのだ。





「着きましたよ、私の実家です。」




ベルモット「金持ちなのね。」

「いや、全然。
父親が湯水の如く使い果たして、
残った資産はこの家なだけです。」




キャンティ「ふーん?で、
あんたのお母さんは?」

「畑仕事してると思いますよ。」




ジン「田舎くせぇとこだ。」


「田舎だっての。」





そう話しながらも、
家に上げては、荷物を部屋の隅に置く。


裏口から畑へと出たのならば、




近所のおばさんたちと話しているお母ちゃんを見る。





それを眺めながら、
どうしようも無い気持ちになった。


「お母ちゃんに、楽させてあげたいのにな。」




バーボン「それはどんな意味ですか?」

「入る会社間違えたって話です。
お母ちゃん、ただいまーー!!!
仕事先の人たちも来てるよ!」





母「あら、Aちゃん!!!
おかえりなさい〜、仕事はどう?大丈夫なの?
あら、あらあら、素敵なは人じゃない!
他の方は案内したの?お部屋に。」


「あぁ、うん。荷物置いてもらった。」




バーボン「どうぞよろしくお願いします、お母様。」




揺れ動くような田舎の匂い。




私がかつて愛したそれは、
何年も変わらずにあった。

ここで生まれて、生きてきたんだよなぁ。





そんなことをぼんやりと考えながらも、
ご近所さんは私を見て、ヒソヒソとしていた。


それは、あの日から変わらずにある。






「それじゃ、夜ご飯の支度しますよ、
皆さんで。」


ベルモット「いや。」





「お風呂も自分で沸かすんですよ。」


ウォッカ「一昔前の生まれか、お前。」





「わがまま言うなコノヤロウ!!
田舎のやり方に従えーー!!!」



そう言い放ちながらも、やる気がないのを見た。



唯一手伝ってくれたのは、
バーボンさんだけである。






親の顔が見てみたいぜ。

それが気がかり、何が気がかり?→←ここはド田舎ですので。



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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します!続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです!これからも応援してます!! (5月9日 22時) (レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…! (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説!!!!ありがとうございます! (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです!!!結婚してください!!!!((( (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことり | 作成日時:2022年5月2日 5時

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