就職先が黒の組織ってどーゆーことですか。

Heyジンニキ、犯人にされた場合どうしたらいい。 ページ31

.





｢Hey、ジンニキ。
犯人にされた時の対処法とは。｣



ジン『ぶち殺すぞ。』

｢すいません、助けてください。
冤罪で捕まりたくないです、2度は嫌です。｣



ジン『状況説明しろ。』




そう私は今、コソコソと電話している。




犯人に仕立て上げられたのだ。
だから困っては、

ジンさんに電話してこれだ。




私たちのターゲットが殺されたこと。


死因は刺殺、
そして部屋には鍵がかかっており、



窓があいていたこと。しかし、足跡はなかったこと。




また、部屋の中では、
もみ合っ形跡はないが、

パソコンのデータが一部盗まれていたこと。





それでなんで私が犯人だよ。




ジン『証拠品は、』


｢死因は刺殺なんですけど、
被害者の後頭部にぶつけた跡があり、
それがつい最近のものなんですよね。


それぞれのアリバイはどうしますか、覚えてないですけど。｣




なんで、ジンさんなのかと思われるかもだが、
ジンさんも頭がいいのだ。



シェリーさんがいいんだけど、

居なくなったのでね。





少しの無言時間、すごい気まずい。
早く喋れ、この陰キャやろう。




ジン『鍵の形状は、』



｢あ、えと、取っ手の上に出っ張ってる、
ほら、私の部屋とおなじ鍵のやつです。
捻るやつの。｣

ジン『証拠品の中に、ワイヤーや重りになりそうなもんはあるか。』




｢ありました！｣


ジン『鍵の部分にテープのあと。』





え、それは知らん。



電話しながら、
ドタドタと走り出しては、取っ手を見た。





そこには、テープのあとがあった。

しかも、無理やりにでも剥がれたようなもの。




｢ありますぜ、アニキィ。｣



ジン『気持ち悪い呼び方すんな。
まぁ、お前が捕まったとて、どうでもいいがな。』

｢決定的な証拠は、｣




ジン『知るか。』




｢はぁ？？？ふざけんな、ばぁか！
だから陰キャなんですよ、くそったれが！！
私可哀想でしょ！？ねぇってば！！
こんっっっの、くそ上司がぁぁ！！｣





ぶちっ、と電話を切られては、


私はそう叫ぶしかなかった。
ふざけんな、まじで。




どんな気持ちで、推理したんだ。


というか、なんで分かるんだよ。
きっしょ、私の事大好きかよ。





そう思いながらも、私が犯人ではないことがわかる。


まぁ殺してないし。

別にいいか。





コナン｢お姉さん、誰と話してたの？｣





｢んー？んーー、
………………大嫌いすぎるくそ上司。｣




死ねばいいのに、あの人。

ジンさんに似てきたのかもしれません。→←犯人の候補にされたのだが。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す