一般人なんですけど、私。 ページ4
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ジンさんの愛車である、
ポルシェの中にいた。
一生懸命、ポチポチとキーボードを叩いていれば、
がんっ、と席を蹴られる。
理由は、ジンさんである。
ジン「まだ出来ねぇのか、」
「そうやって蹴るから集中力切れるんです!
ていうか、愛車なんですよね?!
そんな事やっていいんですか!」
ジン「俺の車だ、どうしようと関係ねぇ。」
その言葉にイラッ、としては、
思わず十円玉を取り出した瞬間、
やりことを察したのか、
ウォッカさんにぶん殴られた。
え、痛い。
なんなら窓ガラス割れた。
え、痛いんだけど。
ジン「窓ガラス割ったら元もこうもねぇだろ。」
ウォッカ「あ、すいやせん、兄貴。思わず、」
「カルシウム足りてないよジンさん。」
黙っとけ、と睨まれては、
またもや銃口を向けられてしまう。
この人、殺す以外のこと考えたことあんのかな。
そんなことを思いながらも、
ポチポチと頑張って打ち込めば、
ファイルとパスワードの文字。
「パスワード、」
ウォッカ「兄貴、パスワードかかってますぜ。」
ジン「だろうな。」
いや、だろうなじゃないんよ。
はぁーーっ、とため息をついたとしても、
パスワードのヒントの所に目をやれば、
nobodyと書いてあった。
なんだこれ。
誰でもない?何が、誰でもないの。
そんなことを考えながらも、
私にはわかるわけはなくて。
「nobodyって書いてあるんですけど。」
ジン「お前が解けって意味だ。」
その言葉に、思わず巫山戯んなと言いたくなってしまった。
くそ、
私にそんな頭脳があると思ったら大間違いだからな!
ないんだからな!!!
だから内定なかなか取れなかったんだもの!
そうやって考えながらも、
結局思いつかずに、
そのまま移動することになった。
nobody、誰でもない。
ラテン語では、ネモって言うんだっけ。
なんか昔、小説読んだ記憶あるんだよなぁ。
ネモって人が出てくるやつ。
「いや、分からないのでやめた。」
なんて言ったのならば、
ウォッカさんにまたもや殴られた。
多分そーゆーとこだと思うんだよね。
わたし的には。
ウォッカ「少しは頭使え。」
「私なりにフル回転させてんですけど。」
ジン「馬鹿だから仕方ないだろ。」
「バカって言った!ばーか!」
後ろから銃声が鳴り響いたので、
大人しくしようと思います。
こわ。
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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します!続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです!これからも応援してます!! (5月9日 22時) (レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…! (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説!!!!ありがとうございます! (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです!!!結婚してください!!!!((( (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2022年5月2日 5時