「スコッチ、ハーフロックを彼女に。」 ページ16
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ちなみに私はこう見えて、
大人である。
といっても、新卒とか言ってるけど、
大学はちゃんと出ているが、
あれやこれやあって休学してたのもあり。
私は26歳になっているわけだが。
「私お酒飲めないんですよね。」
バーボン「その歳でお酒の良さを知らないのは、
人生損してないか?」
「バーボンさんもそこまで飲まないくせに!」
バーボン「僕は運転するからだよ。」
「うぇええ、お勧めはなんですか。」
バーボン「それならハイボールやハーフロック、
割ったやつがいいんじゃないか。
ウイスキーの種類は?」
「…………バーボン、ライ、スコッチしかわかりません。」
バーボン「好きなのはどれ?」
「いや、好きとか分かりませんって!
良いですよじゃあ、ライで。」
私は今、バーボンさんと共にバーに居た。
どうやらターゲットがこのバーに来るらしく、
それで来ている訳だが、
私に酒を飲ませようとしてくるのだ。
うぅん、ウイスキー飲ませるなそもそも!
後で調べたことではあるが、
ジンさんたちの名前はお酒だとかの名前らしい。
今更知った、キャンティさんに呆れられた。
だから、ウイスキーを勧められたから、
上記の言葉をいえば、
わかりやすいような顔、なんで笑ってんだこの人。
適当にライ、っていえば、
ガンッとバーボンさんは、
グラスを置いていた。
それに、心臓ごとビクッと跳ねるも、
店員さんに。
「ライのえっと、」
バーボン「スコッチ、ハーフロックを彼女に。」
「人の話聞いてました??」
バーボン「ライは、やめといたほうがいい。」
そういうバーボンさんの表情は、
どこか曇っていた、と思う。
どうでもいいけど。
出されたのを見つめていた。
バーボン「飲まないの?」
「飲めなかったら飲んでくださいね。」
バーボン「運転者に飲ませようとしないで。」
そう言われながらも1口飲む。
というか初っ端からウイスキーの時点で、
もうおかしいとおもうのは私だけなのか?
ほろよいからじゃダメでした?
「よく、わかんない味ですね。」
バーボン「っはは、沢山経験していきな。」
「はぁい。あ、バーボンさん、あの人。」
バーボン「間違いないね、さぁ。仕事をしようか。」
といっても、私はやることがないので、
ちびちびとスコッチのハーフロックを飲んでいた。
スコッチさん、どんな人だろ。
気になるな。
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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します!続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです!これからも応援してます!! (5月9日 22時) (レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…! (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説!!!!ありがとうございます! (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです!!!結婚してください!!!!((( (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2022年5月2日 5時