それでも彼氏(仮)か。 ページ10
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正門で待ってたのなら、
乾くんと上石さんが来た。
うわぁ、美男美女。
九井「で、言ったからには、
どこ行くか決めてたんだろーな?」
「なわけ、」
九井「ははっ、このやろう。」
「うぇっ、えーー、
歌舞伎町にでもいく?死神見に行く?」
乾「半間のことか?」
「え、じゃあ六本木の灰谷兄弟?」
九井「この前会ったし、パンケーキ食ったろ。」
2人としか関わってこなかったから、
どうやら、まともなとこが無いらしい。
すぐ渋谷行こうとするのやめなきゃな。
すーぐそーゆー輩に会いに行こうとする、
これは病気かもしれない。
絢音「それなら、お買い物しよ!
洋服買いたかったの!」
「うわ、へいぼーん。」
九井「Aは何着ても似合わなそう。」
「ねぇ、一応彼女扱いはしてくれる?」
乾「?俺の家来るんじゃなかったのか。」
その言葉に、えっとしては、
乾くん、信じたの?それを?
冗談のつもりだったし、彼女いる人の家にはさ。
九井「そうだな、イヌピーの家久しぶりに行きたいし。」
「えっ、」
絢音「久しぶりに行くな〜!!」
「え、」
私以外は行ってる事実に泣きそうになった。
なにこれ、ハブられじゃん。
泣きたくなる。
乾くんのお部屋は、みたいな話をして、
盛り上がってて、
なんか惨めだなー、とか思いながら、
その3人の背中を見つめてた、はずなのに。
九井「ほら、A置いてくぞ。」
体むけて、待っててくれる九井くん。
九井くんじゃなくて、乾くんなら良かったのに。
そんなこと言ったら、怒られるかな。
「……………っはは、
九井くん、諦めも肝心なのかな。」
九井「お前らしくねぇだろ、それは。」
「確かにそうだわ。」
笑いながら、九井くんの手を繋げば、
目をそらされた。
道路側に立ってくれて、さりげなくて。
髪の毛で見えないけど、
耳が赤いのが見えて、笑ってしまう。
「天国で赤音さんに怒られるなぁ私。」
九井「赤音さんはわかってくれる。」
どこまでも、九井くんには赤音さんがいて、
乾くんには上石さんがいて。
それで、私には何も無い。
惨めだなー、ってまた思った。
目の前で仲良さげにしてて、
くっついて照れてる乾くんに苦しくなった。
改めてちゃんと思ったのは。
失恋したんだなぁって。
諦めないといけないと、わかってるのにね。
私はサイテーだけど気にしてない。→←乾青宗、自信ありました。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました!!神作品ありがとうございました!! (2月19日 15時) (レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!神作品読めてホントによかったです!!次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです! (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました!私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました! (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2021年8月31日 16時