友人関係、気づけば広かった。 ページ19
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こんな事言うのもあれだが、
多分私は友人関係は広い。
おもに暴走族とかあたり。
いや、私の携帯の連絡先を見たんだ。
そしたらさ、なんか、ごつい名前しかないの。
なにこれ、いじめ？
灰谷兄弟の名前もあるわ、交換してないのに。
｢大体の暴走族の中で、
私が最強説ありそうだと思わない？｣
九井｢無駄に友人関係広いしな。｣
｢真一郎くんとも仲良かった方だよ、まじ。｣
九井｢女のくせに、
バイク屋に入り浸ってたもんな、乗れないのに。｣
｢バイクの種類わかんなくて、
適当に言ってたら、真一郎くんに怒られた。｣
なんて、本を読んでる九井くんに話しながら。
どうやら、今度の乾くんの彼女は、
私たちと同じクラスらしい。
いや、知ってたよ、けどさ、
そんな早く作るもんなの？
｢私という女がいながら、｣
九井｢まぁ、俺たち付き合ってる、
ってのはまだあるしな。｣
｢盲点だったわ、別れよう。｣
九井｢今別れても効果なくね。｣
少し考えれば、確かにそうで、
うぇえぇってしてしまう。
なんなんだ、病み、病み期だよ。もはや。
人影がしたから、
見上げたのなら、綺麗な黒にメッシュは青？かな、
乾くんの目の色に似てて、嫌になった。
九井｢葉山、なんか用？｣
葉山｢うん！！あのさ、今井さん！
もう金輪際、乾くんに近寄らないで欲しいなって！｣
堂々と言われると思わなかった。
だから尚更、
乾くんは他の誰かの存在だと思わされて、
逃げ出したくなった。
でも、体は動いてくれなくて。
口から出た言葉は、
いつも嘘だからで。
｢…………………やっ、う、え、
なんで私に言うのか分からない。｣
九井｢葉山が決めることじゃなくねーか。
イヌピーがAといたいなら、それを、｣
葉山｢取られたくないの、ほかの人に。｣
まっすぐ言われて、鐘の音に、
戻る背中を見つめた。
私の方が好きなのに、私の方が長い間、
それなのに。
｢あーーーなんか、疲れちゃったかも。｣
なんて、笑って見せたのなら、
九井くんが立ち上がって、
私の腕掴んで、引っ張られる。
『九井、今井、どこ行くんだ。』
九井｢体調悪いんで帰ります、
ほらいくぞ、A。｣
｢え、え、あ、うん！！｣
わからないけど、でもついていった。
その背中が大きくて、
なんだか、らしくないけど、
いいなって、思ったんだ。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
