チャンスが落ちてこない。 ページ18
.
「痛い痛い痛い痛い、
ごめんごめん!!ごめんてば!!!
許せよ九井くん!!」
九井「反省の色が見えない。」
何をしているのかと言われたら、
私はなぜか、九井くんに踏まれていた。
私そんな趣味ないよ。
ほんとだよ、普通なのが好きだよ、
いやそうじゃなくて、察しろよな。
誰も助けてくれないし、
乾くん武道くんのとこ行くし。
隆「あーーえっと、Aさんは、
なんでここに?」
「2人に連れてこられた。」
隆「大寿くんとの関係は?」
「同じ中学出身、卒業したあとも、
普通に会って、話してた!
たまに、なんかキレてたけど。
何がダメだったのかな、
ほしいもの聞いて、違うのあげたからかな。」
隆「うん、それしかない。」
「九井くん欲しいものある?」
九井「金。」
って、けろっとした顔で言われて、
悩んでしまう。
身体でも売れば、だけどやだな。
初めては乾くんがいいし、
まぁ、無理そうだけど、それはいい。
うーんうーんって悩んでれば、
九井くんに腕を掴まれて、立たされた。
九井「変なこと考えてるだろ。」
「お金って言うから、キャバで働こうかなぁって。」
九井「あほ、ばか。」
って、頬を引っ張ってきて、
だから痛い、痛いんだよ。
よくわからない気持ちばっか。
ちらりっと、乾くんをみたのなら、
目が合って、息が苦しくなって、
目を逸らした。
あぁ、きっと今の私は顔が赤い。
隆「ははーん、なるほど?」
九井「そういや、上石は何も言わなかったらしい。
ただの悪ノリが少し過激になっただけ、
だってよ、学校普通にいけるぞ。」
「2人はまだ付き合うって?」
九井「いや、別れたらしい。
イヌピーから言ったんだってよ。」
その言葉に、どくりっと血が巡った気がした。
嬉しくて、だから、
喜んじゃいけないのに、頬が緩む。
神様、ありがとう。
私はここから、乾くんを落とそうと思います。
その後日、
乾くんに彼女ができたと知るのは、まだ先らしい。
え?
「なぜ、」
九井「女の押しに弱いからなぁ、イヌピー。」
一難去ってまた一難、おかしいな。
今度の子にもよるけれど、
普通の子がいいな、真面目な子とかさ。
まぁ、乾くん顔良いし、かっこいいから、
面食いばっか近寄ってきてそう。
私はそんなことないよ、って言えたらいいな。
まぁ、一目惚れ、だったし。
1119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました!!神作品ありがとうございました!! (2月19日 15時) (レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!神作品読めてホントによかったです!!次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです! (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました!私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました! (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ことり | 作成日時:2021年8月31日 16時