物事慣れれば無関心。 ページ26
.
次の日、学校に葉山さんがいなかった。
あとから来るのかな、とか思ってても、
来ていなくて、
九井くんを見た。
九井｢なんかあった？｣
｢葉山さん拉致った？｣
九井｢暫く学校に来れないぐらいには、
精神ボロボロなんじゃね？
舌噛み切って死ぬかもな。｣
その言葉に、ふーん？なんてしてしまうのは、
多分きっと、
関わってきた人達が濃ゆいから。
大寿くんと関わってきたし、
九井くんがラット？とかいって人捕まえて、
どっかに連れて行ったり、
乾くんが刃物使って、喧嘩してたの見てたから。
なんというか、そーゆーのに慣れてしまった。
九井｢普通は、驚くけど、驚かないのな、｣
｢いや、大寿くんの時からじゃん。
10万で大寿くん売った時に、ラット？だっけ。
前のラットは、死んだって。｣
九井｢あぁ、うん、まぁ。｣
｢やられたら怖いけど、でも、
九井くんと乾くんが守ってくれるだろうなーって。
拉致られても、見つけに来てくれるって、
信じちゃってるもん
だからね、平気、怖くない。｣
って、笑ってやったのなら、
あほって笑いながら、デコピンされた。
力強いから、痛いんだよなぁ。
がらりっ、と空いたドアには、
乾くんが息を切らしていた。
乾｢ココ、｣
九井｢なんだ。｣
乾｢昨日から、葉山と連絡が取れないんだ。
何か知らないか、もしかしたら巻き込まれて、｣
九井｢さぁな、俺は顧客情報ならともかく、
イヌピーの彼女が何処にいるかなんて、
知らねぇし、知りたくもねぇ。｣
いや、知ってるくせに、と思ったけど、
まぁきっと、
どっかに捨ててきたのかな、とか。
乾｢払えば探してくれるのか。｣
九井｢利益にならねぇことはしないんだよ。
俺はイヌピーについていくのは、確かな話。
でも、あんまり俺の事馬鹿にしてんなら、
お前でも縁切るぞ。｣
｢え、やだ！！！｣
2人の喧嘩に声が出てたし、
2人してこっちを見てきた。
思わず、声が出てた。
｢私、九井くんと乾くんと一緒がいいもん！！
どっちか無しとかやだ！！！｣
九井｢あのなぁ、そーゆーことじゃなくて、｣
乾｢俺は、ココと離れたくはない。｣
なんて、乾くんと一緒に見つめたのなら、
呆れた顔をされて、ため息つかれた。
なんだ、このやろう。
九井｢お前らに甘いのも、直さなきゃな。｣
って、君は笑っていた。
私の我儘ばかりなのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
