好きで好きで、大嫌い。 ページ3
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乾｢そのっっ、出来るなら、ちゃんと、
順番通して、出来れば。｣
九井｢ふーん、なら雰囲気いい時にでも、
やるのがいいんじゃねぇの？
Aは？なんかアドバイスねぇの？｣
｢えっ、あ、……………うーん。
待たされるのは、嫌だなぁ、私は。｣
っはは、て笑ってから立ち上がった。
九井くんに手を伸ばされる前に、
わかりやすく、明るめのトーンで。
｢そ、そうだ！
私教科書忘れたから、隣から借りないと、｣
乾｢俺の貸してやろうか？｣
｢え、｣
びくり、と肩を揺らして、
見つめられるから、後ずさると、机の足に転ぶ。
バクバクして、顔が見れない。
九井｢イヌピー、Aを殺すな。｣
乾｢女には手を出さないぞ俺は。｣
｢九井くん、私性別やっぱり女だわ。｣
九井｢胸はないけどな。｣
その言葉にムカついて、立ち上がっては、
九井くんの胸ぐら掴んだ。
そんで、ふってやる。
と、乾くんに腕を掴まれるから、
そこで思考回路も、心臓も、
多分停止したかもしれん。
乾｢ココの胸ぐら離してくれ。｣
九井｢本当にイヌピーの言うことは、
なんでも聞くよな。｣
乾｢ありがとう、今井さん。｣
胸ぐらから手を離せば、
優しく微笑んでくれるから、
マジで心臓止まる。
いや、止まってないけど。
予鈴の音に、手を離されて、
手を振られていくから。
なにこれ、え、なにこれ。
｢………………九井くん、｣
九井｢ん、｣
｢私ってもしかして、｣
九井｢彼女ではないな、諦めろ。｣
｢九井くんって私の夢壊すよね。
乾くん諦めた時は、九井くんに養われようかな。｣
九井｢別にいいけど、金遣い荒かったら怒るからな。｣
冗談のつもりで言ったのなら、
思わぬとこでOKを貰ってしまった。
お相手いない独身同士生きていこうや。
とか思ったけど、
九井くんには乾くんのお姉さんがいるしなぁ。
私だけぼっちかよ、死にてぇ。
｢惚れた女に言うんだな。｣
九井｢死んでるけどな。｣
｢……………九井くん、死なないでね。
だめだよ、乾くんから離れちゃ。｣
九井｢は？｣
って睨まれては、
笑いながら、死なねぇよって言われたから、
安堵してしまう。
不安が取り除かれた訳でもないのに。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
