女子の種類多い。 ページ10
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私のモットー的なのは、
来る者拒まず、去るもの追わず。
それを拒否する理由なんてないし、
嫌いとか苦手とかは、
関わってみないと分からない。
あーでも、ジミンくんは無理、絶対。
仲良くなれないけど、
話しかけられたら、答える。
自分からは話しかけに行かないけど、私。
そんな私の前の席に勝手に座って、
私に話しかけてきているのは、
同じクラスの、ハルちゃん。
ユンちゃんは可愛い系統で、
ハルちゃんは清楚系って感じ。
世の中の女子は、種類が多いなぁ。
そんなことをぼんやり、としていたのなら、
きょとんっとした顔をされ、
手を目の前でふられる。
なにしてんのこの子。
HR｢Aちゃんの意識あるかなって、｣
あ、この子天然だ。
清楚系で天然って珍しいなぁ、
ってしてたのなら、
目の前の彼女から、
彼女の口からこぼれた名前は、
どうにも縁があるのか、
それとも、もはや呪いなのか。
HR｢ジミンくんがAちゃんのこと、
好きなのはわかってるの。
でもね、それでも私、ジミンくんが好き。
だから、その気持ちがないなら、
手伝って欲しいなって思うの。｣
今更だけど、
1年の頃から、不思議に思っていた。
なんで私に、みんな恋愛相談するの？
え、私経験豊富に見える？
実際付き合ったことあるの、一回だけど。
あん時はませてたなぁ。
ははっ、と思い出したのなら、
苦い味しかしなかった。
｢別にいいよ、私ジミンくん好きにならないし。
元から合わないって感じだからさ。｣
HR｢ほんと！？ありがとう〜っ！
でも、Aちゃんはさ、
色んな子の応援しちゃうから、それはやだなぁ。｣
｢あ、ごめんそれは無理。
チャンスは誰にでも平等に訪れるべきだって思うし。｣
にこっ、と微笑みながら話したのなら、
少しばかり、暗い色をしたけど、
無理なもんは無理。
恨みっこなしだよ、
でもその分、言われたら何でもやってあげる。
だって私は、無理難題はしないけど、
可能だって思ったなら、
挑戦するつもりだもん。
JM｢本人横にいながら、話すことじゃないよね？｣
｢惚れるかは、わからないでしょ。
それに私は好きにならないから、諦めなよ。｣
にこやかに、そんなことを話しては、
流すようにと。
私は、女の子らしい春なんて嫌いだ。
それで私は、
楽だから。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
