初めまして、テヒョンくん。 ページ8
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あのあと、ユンちゃんに、
学校来るように言ってから、帰った。
そしてその次の日、
木曜日の朝、
いつも通り登校したのなら、
珍しく私の席には、誰もいなかった。
楽だからいいけど、
その隣にいるジミンくんを見ては、
また私は顔を歪める。
どんっ、と荷物を置いては、道具を出したのなら、
隣から声がして、そっちを見たのなら、
ありゃま、テヒョンくんがいた。
TH｢おはよう、Aちゃんっ！｣
｢おはよ、テヒョンくん。
初めましてなのに、なんで名前知ってるの？｣
TH｢えっ、ジミナが話してるから。｣
JM｢余計なこと言わないでよ、テヒョンア。
あと、…………………おはよ、｣
｢うげっ、…………おはよ。｣
話しかけてくると思わなかったから、
そんな声が出ても、
挨拶の言葉だけは、交した。
ジミンくんの左側にいたテヒョンくんが、
私とジミンくんの机の間にくる。
わっ、テヒョンくんめっちゃ顔良いな。
今更だけどジミンくんも、
やっぱり顔立ち整ってるなぁ。
TH｢Aちゃんって変わってるよね。｣
｢テヒョンくんには言われたくない。｣
TH｢去年の体育祭とか凄かったよ。
ほとんど代わってあげててさ、｣
｢体調不良は仕方ないでしょ。｣
とんとんっ、と教科書を揃えては、
机の中にしまう。
スマホを取り出して、
弄りながらテヒョンくんの言葉に、
耳を傾けていた。
TH｢で、2人とも付き合うの？｣
JM｢そうだよ、告白したのに答え聞いてない。｣
｢は？なんでOK貰えると思ってるの。
答えは、ＮＯ！わかるーー？？｣
なんて、ジミンくんを睨みながら、
大きな声での答え。
なんで、OKだと思えるの。
私は好きじゃない、
むしろ嫌いなんだけど。
TH｢いひひっ、嫌われてるね、ジミナ。
じゃあ俺は？俺が告白したら？｣
｢いや、付き合わないけど。
2人のこと、名前とモテるしか知らないし。｣
TH｢えっ、俺ら1年の頃委員会同じなのに！｣
｢ごめん、私あちこち手伝ってたから、
メインどこか、もう忘れてる。｣
多分、この性格を利用されて、
なんだろうなぁって。
今更、どうでもいいし、
知ったとて、頼まれても断るつもりは無い。
それで後々困るのは、本人だもの。
頼まれたからやりました、
それだけで終わる話。
予鈴のチャイムに、テヒョンくんは、
教室から出ていった。
隣の彼は、変な顔をしていた。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
