可愛きゃいいってもんでもない。 ページ5
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JM side
別に自意識過剰とかではないけど、
女の子にはモテる方だと思う。
そりゃ、毎日自分の席でもないのに、
勝手に座って話しかけてくる子が、
たーくさんいるから。
それを気にせずに、他の子のとこに行く、
僕の席のお隣さん。
ミン・Aちゃん。
1年の頃から、同じクラスだってのに、
彼女は僕のことなんて、
少しも興味無い。
そんなお隣さんから、話しかけられた朝は、
その日が初めてで、
少し驚かながらも聞いていたのなら、
またもや勝手に座って話しかけてくる子のお手伝い。
ねぇ君、それで何人目？
そうやって相談のってるけど、
その実その子たちが、どんな子か、知ってるの？
まぁ、話だけは聞いてあげようと、
お昼休みに屋上でご飯を食べていた。
ユンちゃんは、Aに感謝した方がいいよ。
告白のために、誰一人入れない、なんてことしてくれるの、
多分あの子だけだから。
モジモジとしながら、
告白の言葉を聞いて、僕は微笑む。
JM｢可愛いだけの子は、好きじゃないし、
そんな子沢山いるから、見飽きる。
それに、ユンちゃんは、Aに何回、
雑用とか、やりたくないこと、押し付けた？
この前、合コンだけど委員会の仕事で、
全然違うAに押し付けてなかった？
親が倒れた、って言って。
そんな子好きになると思う？｣
僕は、知ってる。
Aの身の回りの子は、利用してるってこと。
あの子、馬鹿正直だもん。
信じちゃうよ、簡単に。
だから、そうやってやるの、やめなよ。
そんな子をすきになれなんて、バカ言わないで。
YN｢だって、A何でもしてくれるもん。
寧ろあの性格だし、仲良くしてあげてるのは。｣
JM｢だから、そーゆー所が嫌いだって言ってんの。｣
ため息をついて、
その言葉を投げたのなら、
涙を流して、出ていく。
その扉の先にいた、Aが僕を見て、
睨みつけていたけど。
可愛きゃいいわけない。
人のそーゆーとこってのに、
敏感になりやすいってこと。
だから、
裏表なく、ちゃんと真っ直ぐな方が、
僕は好きなんだけどなぁ。
JM｢んーーー、嫌われたかも。｣
乾いた笑いが出ながら、
教室へと戻る道で、テヒョンアに絡まれる。
TH｢大丈夫そ？｣
JM｢たーぶん？まぁ、印象最悪かも。｣
TH｢いひひっ、おもしろ。｣
何も面白くないんだけど？
ほんと、変なやつ。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
