これが僕の覚悟なんだよ。 ページ33
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JM side
大好きだな、って思った。
僕をちゃんと見つめる瞳とか。
僕のことを考えてくれてる声とか。
そーゆーとことか、全部、だいすきだなって。
真っ直ぐで、冷たくて、
けど、
ちゃんと考えてくれてるそんなところに、
僕は死ぬほど惚れている。
秋の中、君がいた。
紅葉の中、君がいた。
その事実だけでも、
胸がいっぱいになって、
抱きしめて、愛してる、って言いたくて。
だけど、だけどね、A。
これは、僕の最後の、覚悟だ。
JM｢僕は、Aが好き。｣
｢うん、｣
JM｢死ぬほど好き。｣
｢うん。｣
JM｢ずっと隣にいて欲しい、触れていたい、
キスしたい、その先もしたい。｣
答えはなかった。
きっと引かれたかな、なんて思うけれど、
これで決めていたんだから。
目を合わせて欲しい。
彼女を見つめたのなら、
首を傾げながら、目が合う。
好きだな、って思う。
小さな仕草も、小さな言葉も、何もかも。
全部、僕の物になって欲しいって思う。
Aが手に入るのなら、宇宙さえも売ってあげれるから。
そんなふうに願っても、
きっと、君は変わらない声で、
変わらない表情で。
｢分からないし、無理。
私は、ジミンくんのこと、好きにならない。｣
JM｢知ってる。｣
だから僕は、変わらない笑顔で、
変わらない言葉を返すだけ。
それで終わりでよかった、
それで、そのままふたりでいるだけで、
良かったくせに。
前をあるくAの腕を掴んだ。
振り向いて、少し怒った顔をしていて。
そのことは理解できていたのに。
わからなかった。
何してんだろ、って考えながら、
触れたのは、紛れもない、
お互いの唇。
生きてるんだ、って感じの温もりと、
ぷにっとしたらやわらかさ。
キスをするのは、これで2回目だね。
｢なっ！｣
JM｢あのね、A。｣
これはあの日から決めていた、
僕の覚悟ってやつ。
もう、もうやめよう、ね。
JM｢これは僕の覚悟、｣
｢は？｣
JM｢前から決めてたからさ。
突然とかじゃないし、嫌いなわけない、むしろ凄い好き。｣
彼女が、わからないって顔をするのが、
本当に可愛くて、
やっぱ無し、ってしたい。
けど、もう決めたこと、そうだろう？
パク・ジミン、決めたことなのだから。
声が震えた。
｢もう、追いかけるのはやめる。｣→←知らないフリをしたのは誰ですか。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
