気に食わないのは君のせい。 ページ21
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JM side
気に入らない。
｢まさか、鼻血出すとは思わなかった。｣
気に食わなくて。
｢少しは耐性つけたら？私はなんともないし。｣
それも何もかも、
全部気に入らないんだ。
保健室まで連れられて、少し時間が経てば、
鼻血は止まっていた。
ワイシャツ、新しいのにしないとな。
ぼんやりとしながら、
ベッドに腰掛けて、こっちを見つめるA。
僕は、生徒が座る椅子に座りながら、
ワイシャツを見ていた。
JM｢彼氏とか、いた？｣
｢なにいきなり、居たよ。
まぁ、別れてるけど、とっくに。｣
JM｢えっ、いつ？｣
｢気になるの？中学だよ。
あん時、彼氏ほしーとか思ってたから尚更。
今は、いらない。｣
その言葉の意味は、きっと好きな人もいないってこと。
僕じゃダメですか、そんな言葉かけても、
きっと、微塵も響かない。
それでも欲しくて、欲しくてたまらなくて、
少しでも惚れてくれたら、いいなって思う。
それは、結局僕のわがままに違いないけど。
JM｢じゃあ、なに、こーゆーことも、したの？｣
うん、なんて言わないで欲しい。
だけど、言われたのなら、
尚更、気に入らないってわかる。
ベッドに腰かけていた、Aを押し倒した。
手首を掴んで、ベッドに縫い付けるようにと、
力を込めて、組み敷いたら、
目を見開かれて、声を荒らげていた。
｢冗談やめて、本当に迷惑。｣
JM｢いつだって本気だよ。
なに、こーゆーことしたの？｣
｢してないし、どうでもよくない？｣
JM｢よくない、…………良くないんだよ。
Aの一番になりたい、好きだから。｣
おおきなおおきな僕のわがまま。
君の1番が良くて、
僕だけを見てて欲しくて、知って欲しくて。
だから、
ジョングガにも渡したくない。
先生が相手でも、いやだ。
JM｢きにいらない、ぜんぶ。
僕が最初にすきになったのに、
それなのに、
今更他の奴らがAを見るなんて、
気に入らない。｣
｢馬鹿なこと、言わないでよ。
女子も男子も、結局は同じでしょ。｣
そうやって、本気にしないのなら、
ぼくにも方法がある。
押し倒したまんま、首筋に噛み付いた。
赤くなるその痕を、
指先でなぞった。
｢っ、勝手なこと、しないでよ！｣
JM｢虫除けだよ。｣
僕も大概に、
どうしようも無いみたい。
体育祭って成績に含まれない説。→←今日も文句ですかジミンくん。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
