夏で窓側は地獄だと思う。 ページ19
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太陽が、空高く昇って、
陽射しが強くなる。
窓側の席では、太陽の光が強い。
ジリジリとした暑さが、
私の体をあっためて。
｢あつい、ほんとーにあつい、
クーラーの近くに移動したい〜〜っ。｣
ぱたぱたと、胸元をやりながら、
風を求めた。
半袖のブラウスに、
第一ボタンまであけて、
夏服に衣替えした。
割と早めに出て、
学校のクーラーで涼もうと思ったけど、
時間にならないとつかないシステムは腹立つ。
体育祭は、結局私は、ドッチボールとリレー。
ぱたぱたと、胸元をやっていたのなら、
隣の席に座ったのは、
テヒョンくんだった。
あなた、他クラスでは？
なんてしながら、見つめていたのなら、
いひひっ、と笑っていた。
TH｢おはよう、Aちゃん。｣
｢え、んー、おはよう？
そこジミンくんの席だけど、いいの？｣
TH｢いいの、いいの！
俺、Aちゃんと話したくて！｣
｢クーラーで涼もうとしたけど、ダメだったとか？｣
TH｢あれ、バレた？
それは、Aちゃんもでしょ？｣
その言葉に、笑っては、
目を逸らした。
わかりやすかったかしら。
相も変わらずに、ぱたぱたと、していたのなら、
じーーーっ、とテヒョンくんに見つめられる。
首を傾げたのなら、
普通の声色で、
特に何もなさそうな顔で。
TH｢Aちゃんさぁ、
もう少し気をつけな？見えてるよ、下着。
白のブラウスに、黒の下着って見えやすいのに、
なーんで、今日それにしたの？｣
その言葉が、鼓膜を刺激したのなら、
私は、キョトンっとした顔だと思う。
下着？今下着って言った？
ちらっ、と私は下を見たのなら、
ブラウスの小さな隙間から、
覗いていたらしい。
｢んーー、気分？
てか、私気にしてないし、見ても、
誰にも得しないでしょ。｣
なんて、言いながら、
椅子をグラグラさせながら、返した。
ふーん？とした顔をするテヒョンくん。
TH｢目の前にいる俺も男ってこと、忘れてない？｣
ジメジメとしたような、
蒸し暑い夏は、好きなんかじゃない。
でも、夏は、
色んな感情を誤魔化せるから、
嫌いでもないんだ。
｢んーー、テヒョンくんは、
男ってより、男の子って感じ。｣
にんまり、と笑って言ったのなら、
テヒョンくんは私から、目を逸らした。
少し頬を染めて。
暑いね、テヒョンくん。
早くクーラーつかないかな。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
