私は乙女ゲーの主人公か。 ページ15
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ふとした時に思ったのは、
私は別に乙女ゲーに転生した訳では無いよな？
ただの学生だよね？
JM｢お弁当、一緒に食べよ。｣
JK｢Aヌナ、
俺とご飯食べましょ！｣
え、なにこの分岐ルート感。
別にふたりとは食べないけど。
なんなら言うと、なんで誘いに来るの。
いや、私関係ないじゃん。
って、無視をして、
購買に向かっても、ついてくる。
ユンギ先生のとこに行こうと思ってたのに、
文句垂らしてやろうとしたのに。
｢え、ほんとなに、ついてこないで。｣
JM｢Aが余所見するから。｣
JK｢Aヌナ、俺と取引しましょうよ！
そうしたら、ジミニヒョンついてきませんよ。｣
｢昼ご飯ぐらい、一人がいいんだけどなぁ？｣
購買で、パンと飲み物を買った。
これぐらい奢ってくれたら、
惚れてあげたのに。
まぁ、好きにはならないけど。
いつも通り、ユンギ先生のいる、
準備室に向かう。
JM｢えっ、まさかユンギ先生と出来てるの？｣
JK｢俺紹介されましたから、
できてませんよ、多分。｣
｢え、ここまでついてくるわけ？｣
音楽準備室の前まで来ても、
未だに着いてきた2人。
それに驚きながらも、ノックをしては、
勝手にドアを開けた。
その先には、怠けきってるユンギ先生。
わぁ、今日も変わらずですね。
そんな思考をしながら、入ったのなら、
どうやら後ろのふたりにきづいたのか、
掠れた声で、言葉を紡いでいた。
YG｢なに、2人連れてくんなよ。｣
JM｢僕のAなんですけど。｣
そんなふうに、
3人してギャーギャーしてるのを横目に、
いつもの定位置に座って、パンを食べる。
いや、私は乙女ゲーの世界に来てないよね？
そんなこと、ないよね？
私、普通の学生なんだけどなぁ。
｢……………逆に聞きたいよね、
私のどこが好きなのか、とか。｣
知っても、どうでもいいし、
むしろ興味無いけど。
パン食べ終わったから、準備室から出ていった。
午後、現文だ。
すんごい眠いからやだなぁ。
これならまだ、ジン先生の方がマシかも。
でも最近、恋愛相談増えてきたなぁ。
金でも取ろうかな、いっそ。
眠たくなる、お昼休みの終わりを告げる、
チャイムが聞こえてきた。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
