ジミンくんがうるさい。 ページ11
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ハルちゃんを手伝うと話してから、
何かと、
ジミンくんに話しかけられる。
しかも話の内容は、
私への文句ばっかりで。
まぁそりゃ、
私が相談乗った時の相手は、
ほぼジミンくんだもの。
JM｢どーゆーつもり。｣
｢なにが。｣
JM｢僕に好きな人がいるってわかりながら、
手伝ってなに、意味わかんない、｣
｢恋愛は等しくチャンスはあると思うもん。｣
授業でのグループワーク、
隣の人と、のもので、向き合いながら、
目の前の課題に取り組んだ。
真面目にやっていても、
目の前の彼、ジミンくんは、怒った顔をしながら、
いつも、同じことしか言わない。
JM｢自分に想い寄せてる男に、
よく別の女紹介出来るよね。｣
｢別に私、ジミンくんのこと好きじゃないもん。｣
さらさらーっ、と書いていたのなら、
ジミンくんは、やっぱり怒ってた。
そんなに、なのかな。
私には、分からないし、
わかりたくもないけど。
それでも、私は、きっと。
｢何怒ってるの、｣
JM｢僕のどこがダメなの。｣
｢んーーー、
私ジミンくんのこと、知らないし。｣
JM｢知ってくれたら、惚れてくれる？｣
｢さらに嫌いになるかもね。｣
なんて、課題に取り組みながら、
そんな話をしていても、
周りの女子からの視線は凄い。
おあいにくさま、
私の右側はジミンくんだけど、
左側には、窓だから。
窓側の1番後ろの席は、私の席。
2年生になってから、
ここに定着して、隣はずっとジミンくん。
窓側いいな、って言われやすいけど、
暑いし寒いし、
黒板見えずらいし、なんだから。
JM｢じゃあどうしたら、惚れてくれるわけ。
あとここ、それとここ、間違ってる。｣
｢惚れないけど？
あ、ほんと？なんで。｣
ずいっ、と彼のプリントをのぞくために、
近寄ったのなら、
彼の口からは、あーーしっ、なんて聞こえてきて、
見たのなら、
顔を赤く染めて、
どうしようもなさそうにしていた。
は？
｢照れないでくれる？｣
JM｢好きな子が近くにいるってだけで、
僕いつもドキドキしてるんだけどなぁ？｣
なんて、手をつかまれて、
胸に置かれると、
早い鼓動が伝わる。
だから、なに。
なんて思う私は、やっぱり可愛くない。
告白をフッてから、
ジミンくんに話しかけられるようになった。
ぶっちゃけ、うるさい。
早く、席替えしたいなぁ。
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カナタ(プロフ) - ヒロインちゃんが物凄くドライで面白いです(笑)めげないジミンちゃんを応援したくなりますね^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2021年6月26日 0時) (
レス) id: 062efab65d (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - あぁ...やっぱり好きです！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: a8847eed76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年6月22日 0時
