今度は正しい順番のはず。 ページ49
.
ガンガン、とした痛み。
眩しくて、目を開いた。
天井は、見た事もないとこ。
私の家じゃないのは、
確かで。
唸りながら、隣を見たのなら、推し。
JK｢おはよ、A。
腰は大丈夫？｣
目元をくしゃっ、とさせた笑みで。
あの日と、同じで。
変わるわけも、なかった。
｢………………いたい、のどもいたい。｣
JK｢めっちゃ声出てたもんね、A。
忘れてないよね、まさかだけど。｣
｢覚えてるから、黙って。｣
枕に顔を埋めて、
思い出して赤くなる顔を隠した。
ゴソゴソとした音に、顔をあげようとしたのなら、
当たり前のように、
背中を噛まれるから、簡単に肩を揺らした。
JK｢背中弱いの、どうにかしなよ。｣
｢おこっ、るよ、！ジョングク、ねっ、｣
JK｢やぁだ、いったじゃんか、俺。
離さないって、ね？｣
｢意味が違う、じゃんか！｣
JK｢マネヒョンから電話だ、｣
着信音に、スマホに手を伸ばして、
画面を見て、出たジョングク。
何やら、怒られてるっぽい。
JK｢はぁい、行きます。｣
｢じゃあ解散ってことで、｣
JK｢昨日のことで、怒られたから、
Aもだよ。｣
｢は？｣
確かに、あれは私も悪いけど、
私がどうして、
セジンさんやほかのメンバーに怒られなきゃいけないのか。
ただえさえ、スビナに怒られたのに。
ちきしょう、このやろう。
JK｢ねっ、A。｣
｢なぁにさ、｣
振り向こうとしたのなら、
首筋に噛み跡と、痕を残される。
もう、嫌な程に、慣れた感覚。
だから、わかってしまうから、
困ったな。
JK｢Aもつけて、
今度は、バレないとこにね。｣
｢どこ、わかんない。｣
目元をくしゃっ、とさせて笑うあなたがいた。
私とあなたは汚れた関係、
そこからはじまる恋だなんて、
素敵でもなんでもない。
それでもいいと思えた。
ちゃんと、
繋いでてね、私の手を。
お姫様なんて、らしくないんだ、私。
JK｢なに、俺のこと好きって言いたいの？｣
｢うーーん、多分？｣
JK｢ちゃんと言って、
じゃなきゃ今から、抱くよ。｣
｢…………好きだよ、ジョングク。｣
わかりやすく、嬉しそうにするものだから。
それに弱いのは、オタクだからなのか。
あなたの特別だから、なのか。
わからないや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2913人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかこ(プロフ) - こんばんは(*^^*)めっちゃ妄想しながら読みきっちゃいました（笑）また続きが読みたいです❤ (2022年3月10日 1時) (
レス) @page50 id: 1116b407a7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - いや待てよ....いっそこと夢主ちゃんに転生すれば良いのでは！？((((( (2021年5月23日 23時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - 完結お疲れ様でした！私もJKに腰大丈夫とか言われたいです。今世はことりさんの小説で言われたんで、来世はぜひ本物に言われたいです。 (2021年5月21日 9時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
リズ憂孤(プロフ) - こんばんわぁ。とても面白かったので、続きがとっても気になり、感想など書かせて頂きました。ぜひ、続きを読みたいですぅ|*´∀`)ﾉｼ) (2021年5月5日 19時) (レス) id: bed86e272b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ことり
| 作成日時：2021年5月5日 11時
