この感情に名前をつけるなら。 ページ45
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『ねぇ、あれ、ジョングクだよね？
酔っ払いに絡まれてるの？
助けた方が良くない？』
『話の内容、なんも見えんのだが。』
『どーゆー関係なの？
てか、女の方、なんで泣いてんの？』
どうでもよかった、わけじゃない。
それでも、どうでもよかった。
どうしようもなかった。
あーーーーーぁ、
私、アミ失格ってやつなのかな。
サセンより、タチ悪いんじゃないかな、多分。
この感情の名前を知ったのなら、
わかったのなら、
理解してしまったのなら。
きっと、もう、戻れないのに。
それでも、いいやと思った。
誰のせいか、あなたのせいなのか、私なのか。
でもきっと、グガのせいだ。
だから、
最後まで、ちゃんと。
ちゃんと、
とってよ、バカ。
JK｢A、｣
｢っっ、気づいたら、
戻れないんだって、
スビナの自慢の姉には、
なれないんだって、わかってる。
あの子のためなら、
私は、悪にだってなれる。
それでも、
それでもさ、私。
この感情がなんなのか、
知ったら私、
スビナの自慢の姉に、なれないかもだから。｣
私の全部ってなに、と聞かれたのなら、
スビナと答えようか。
本当に、そうだし、否定はしない。
だって、
あの子は世界で1番の弟だもん。
痛いくて、苦しくて。
家族とか、そーゆーのじゃなくて。
赤の他人だからこそ、満たされるものがある。
他の人じゃダメだった、
誰かさん、じゃだめだった。
｢ぐがじゃなきゃ、わたし、ダメなのっ。
この痛み、治してくれるんじゃないの。
グガだけが、満足させてくれるって、
ぐが、いったじゃんか。
責任取ってよ、ぐが。
私の心、痛くさせた責任、ちゃんと取って。｣
グガの服を握りながら、
離れないで、ほしくて。
置いていかないで欲しくて。
また、
もしまた、ゼロから始められるのなら、
それなら、また、出会いたいとか。
自分勝手だって、わかってる。
『え、なに、どーゆーこと。』
『JUNGKOOK、大丈夫かな。』
『勘違いしてるんじゃない？』
JK｢うん、いった。
なおしてあげるって、
俺以外で満足できたらいいね、って。
ねっ、A。
いいよ、わかった。
痛み、全部、治してあげる。｣
目の前の彼は、
あの日と同じように、目元をくしゃっ、とさせた笑みを、
向けていた。
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みかこ(プロフ) - こんばんは(*^^*)めっちゃ妄想しながら読みきっちゃいました（笑）また続きが読みたいです❤ (2022年3月10日 1時) (
レス) @page50 id: 1116b407a7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - いや待てよ....いっそこと夢主ちゃんに転生すれば良いのでは！？((((( (2021年5月23日 23時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - 完結お疲れ様でした！私もJKに腰大丈夫とか言われたいです。今世はことりさんの小説で言われたんで、来世はぜひ本物に言われたいです。 (2021年5月21日 9時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
リズ憂孤(プロフ) - こんばんわぁ。とても面白かったので、続きがとっても気になり、感想など書かせて頂きました。ぜひ、続きを読みたいですぅ|*´∀`)ﾉｼ) (2021年5月5日 19時) (レス) id: bed86e272b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年5月5日 11時
