白雪姫はわざと毒林檎食べたかも。 ページ43
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JK side
どうでもよかった、わけじゃない。
あの日の俺は、気まぐれで。
でも、今の俺は、
真っ直ぐに誰かを大切にしてる、
あなたが好きだった。
大通りを歩きながら、
どうしようか悩んでいたのなら、
ぶつかっちゃって、
その場に座り込む女性。
少し焦って、
声をかけたのなら。
サングラスとかを取られる。
JK｢ちょ、………………………えっ、｣
慌てていたのなら、
目の前の女性は、俺の知り合い。
いや、知り合いだった人？
あ、あの日と同じだ。
酔ってる顔してる、いつもより飲んだのかな。
今、抱いたら、どんな反応してくれんだろ。
思考はそれなのに、
気まずくて、目を逸らした。
ずっと、名前を呼ばれて、
どう反応するのが正解なのか、
わからなくて。
でも、俺、今。
Aに求められてる、
それだけが、全部だった。
痛い、って言われた。
心が痛い、って言われた。
ちゃんと教えてくれなきゃ、わかんない。
ぐっ、と腕を掴まれてたままで。
大通りの真ん中で、俺ら、なぁにしてんだ。
JK｢A、｣
｢なぁに、｣
JK｢……………A。｣
｢うん、｣
JK｢A、Aっ。｣
｢私、チェ・A。｣
JK｢ははっ、Aがいるや、｣
｢世界でたった一人の、Aだよ？｣
JK｢あのね、A。｣
｢聞いてるよ、ぐが。｣
忘れるだけが、美しいわけじゃない。
悲しいことばかりが、人生でもない。
わかった、教えてあげる。
なんで痛いのか、ってやつ。
俺、合ってるのかな。
もし、それがただの気まぐれで、
そんなこと無かった時、
俺はどうするのかな。
童話のお姫様って賢いと思った。
俺は、
白雪姫は、
毒林檎だってわかりながら、
食べたんじゃないかな。
自分の母親のこと、よく知ってたはずなのに。
狩人が話してたのに、
有り得なくもない、話なのに。
さらっ、と掴まれてない方の腕を伸ばして、
彼女の頬に触れた。
酔ってるからか、
赤く染め上げられていて、
わかりやすく、
肩を揺らしていたから。
あっ、何度も見たことある。
それでも、そうだね。
ゼロから始められないけど、
でもまた、
出会うことって、出来ないのかな、A。
初めまして、
俺は、チョン・ジョングク。
アイドルをしています。
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みかこ(プロフ) - こんばんは(*^^*)めっちゃ妄想しながら読みきっちゃいました（笑）また続きが読みたいです❤ (2022年3月10日 1時) (
レス) @page50 id: 1116b407a7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - いや待てよ....いっそこと夢主ちゃんに転生すれば良いのでは！？((((( (2021年5月23日 23時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - 完結お疲れ様でした！私もJKに腰大丈夫とか言われたいです。今世はことりさんの小説で言われたんで、来世はぜひ本物に言われたいです。 (2021年5月21日 9時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
リズ憂孤(プロフ) - こんばんわぁ。とても面白かったので、続きがとっても気になり、感想など書かせて頂きました。ぜひ、続きを読みたいですぅ|*´∀`)ﾉｼ) (2021年5月5日 19時) (レス) id: bed86e272b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年5月5日 11時
