私はお姫様にはなれない。 ページ26
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JK｢でもさぁ、Aのせいで、
俺今困ってるんだよねー。｣
｢は？なんで？｣
今更、こっちはあなたのせいで、
なんて言葉を紡ごうとした。
したんだ、してはない。
上着を脱がれて見せられたのは、
彼の首筋にはとめどない、
噛み跡と痕が残っていた。
それを、困ってる、なんて言いながら、
嬉しそうにしてるのは、
何一つ、理解なんて出来ないけど。
｢えっ、や、嘘、わ、たしが……………？？｣
JK｢逆に誰がいると思ってんの、
Aだよ、どうすんのさ。
俺、これからステージなんだけど？｣
ぱくぱく、とした口がふさがらない。
だから、
え、なんてしながら。
手を握られて、
彼の首筋に持ってかれた。
少しした、噛んだとわかる痕。
心臓がバックバクで。
頭が、理解をしたくないと、拒否してて。
JK｢ねっ、どーするの？
俺、怒られちゃうなぁ、アミに。
傷つけて、泣かれちゃう、どうすんのさ、｣
その言葉に、追い詰められる感覚。
ぞくっ、として、本当にヤバいって思う。
それは、確かに、
なんて、目を逸らしたのなら、
目の前には、整った顔立ち。
JK｢んははっ、焦ってる顔してるね、A。｣
｢…………………ごめん、｣
JK｢別にいいよ、俺がつけていいって、
言っちゃったし、場所指定してなかったし。｣
｢でも、ごめん。｣
JK｢…………じゃあさ、
今日の収録見に来てよ、トゥバトゥも出るから、
スビナに呼ばれてると思うけどさ。｣
そう言われて、カトクを見たのなら、
確かにそうだった。
SB[ 今日の収録、見に来れますか？
予定あるなら大丈夫です！]
可愛い、可愛すぎる、私の弟。
｢………………、行きます。｣
JK｢んははっ、ほんっとに弱いね。｣
｢スビナは、私の自慢の弟なので。｣
ふはっ、て笑いながら、
あなたにその言葉を投げる。
私にとっての自慢。
だから、
だからね、うさぎには気をつけて。
なんて言葉は、まだ覚えてますか。
手を差し伸べられたから、
溜息をつきながら、
その手を取った。
お姫様、なんて柄じゃないんだからね。
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みかこ(プロフ) - こんばんは(*^^*)めっちゃ妄想しながら読みきっちゃいました（笑）また続きが読みたいです❤ (2022年3月10日 1時) (
レス) @page50 id: 1116b407a7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇーい←おい - いや待てよ....いっそこと夢主ちゃんに転生すれば良いのでは！？((((( (2021年5月23日 23時) (レス) id: 9a18975db5 (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - 完結お疲れ様でした！私もJKに腰大丈夫とか言われたいです。今世はことりさんの小説で言われたんで、来世はぜひ本物に言われたいです。 (2021年5月21日 9時) (レス) id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
リズ憂孤(プロフ) - こんばんわぁ。とても面白かったので、続きがとっても気になり、感想など書かせて頂きました。ぜひ、続きを読みたいですぅ|*´∀`)ﾉｼ) (2021年5月5日 19時) (レス) id: bed86e272b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年5月5日 11時
