小さなお姫様。 ページ8
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不破 side
ほんの少しの打ち合わせと、バンドの話し合いに出勤をしていた。廊下を、イブちゃんとローレンと歩きながら話していたのならば、小さな女の子がそこにいた。しゃがみ、目線を合わせようとしたのならば、驚いたのか尻もちをついている。迷子ちゃん？と問いかけても、さーしゃにーさま、の言葉に首を傾げていた。おーじさまという単語に、くはっ！と笑いながら、手を取り、口にはつけず、フリをする。キャッキャと楽しんでいる姿を見つめながら、イブちゃんは嫌そうな顔をしていた。柄じゃないもんなぁ、と思いながらも抱き上げる。白い髪の毛に真っ赤な瞳、誰かをふと連想させていた。そういや、葛葉、妹いるってバレてたな。そんなことを考えていたのならば｢みなと！｣と元気よく名前を呼ばれる。
不破｢なぁに、Aちゃん。｣
｢Aちゃんねぇ、のみもの、ほしーの。でも、おかねなくてねぇ。にーさま、いま、おしごとちゅーだからいなくて。｣
イブラヒム｢自販機、さっきあったよな。何飲みたいん？｣
｢んと、んと、いちごみるく！｣
ローレン｢いちごミルクあったっけ、｣
イブラヒム｢いんや、なかったと思うけど。｣
｢んぅ、ないの………？｣
不破｢あー、どないする？コンビニに行けばあると思うんやけど、コンビニまで行く？Aちゃん、｣
｢いきたい！けどぉ、にーさまとのやくそく、そとでちゃだめ、って。｣
ローレン｢あーね。じゃあ、Aちゃんのお兄さんがさ、戻ってくる前に戻ってこよ？バレなきゃ大丈夫、だからさ。｣
なんかこれ、悪いこと教えてる気分やなぁ、って思った。
んはは、と笑いながらも真ん丸な真っ赤な瞳で、悩ましそうにしているのを見つめた。可愛らしいワンピースに、少しアシンメトリーな髪の毛の結び方。あんまし器用じゃないんやろなぁ、お兄さんと思いながらも、くいっと服を引っ張られるから、ん〜？と視線を合わせる。｢ばれておこられるときは、みなとたちも、おこられてくれる？｣の言葉。それに、イブちゃんが頭を撫でながら｢そんときは一緒に怒られてやるよ。｣て言うから、俺も頷く。ええよ、そんときは怒られようかっていうと、嬉しそうにするから。
えぇ、ほんまに可愛い。てか、葛葉結ぶの下手なんやね、やっぱり。それでも頑張って結んだんかなぁ、と思うとそれはそれでええなぁとした。
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あめ - めっちゃこのお話好きです…！！更新待ってます！！ (2月18日 22時) (
レス) @page37 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
(^o^)/(プロフ) - うわうわうわ待ってました大好きです。コメント失礼しました。 (2月7日 0時) (レス) id: b873b0040b (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも楽しく読ませて頂いております！釈迦さんとの絡み最高でした！是非、他にも釈迦さんや釈迦さんのお子様との絡み等々投稿して頂けると泣いて喜びます（笑）応援しています！ (2月6日 17時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 初めまして、作品楽しく読ませて頂いております！ 本編読む前に説明にある「わかった、オレが令和のドラえもんになる、待ってろ。」が好きすぎてそこから進めないことが多いですそれだけですありがとうございました！！ ご自愛くださいー！(？) (10月24日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
なるみや(プロフ) - とてもすきですかわいい (10月24日 2時) (レス) @page9 id: 7e54cbffac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2023年10月22日 0時
