お姫様が二人。 ページ33
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りりむ side
今日は出勤して、お昼だからご飯食べに行って、それでまた戻って。ふんふん、て鼻歌を歌いながらのスタジオへの道。そうしたら公園があるんだけど、そこで男の子たちが一人の女の子に、怒ってるような感じ。ふと、立ち止まって見ていれば、小さな石を投げようとしてた。それに、え？それやばくない？て思って、走って駆け寄る。ぎゅうっ、てスカートを握りながら、泣くのを堪えようとしてる小さな女の子。銀色の髪に真っ赤な瞳が、どこかのムカつく吸血鬼に似てる気がした。間に入れば、ビクって肩を揺らす男の子たち。仕方ないなぁ、りりむはお姉さんだからこの喧嘩止めてあげる。
りりむ｢こぉら！！石を投げようとするんじゃありません！！｣
『関係ないの入ってくんなよ！！元々そいつが俺らのナワバリに入ったんだぞ！！！』
りりむ｢公園にナワバリも何も無いの！公園は皆で遊ぶもの！習わなかった？｣
『急に入り込んできて！！仲間か！！』
りりむ｢え、ちょ、だから投げない！！こら、いっ、怒るよ！？｣
｢お、おねーさっ、｣
りりむ｢物投げるのよくなーーーい！！！！！｣
え、なに、今どきの子供ってこんなことするの？人間の子供ってこーゆーことしちゃうの！？さすがにヤバくない！？魔界でもこんなことしないって！て考えながら、教えるようにってしても、小さな石を投げられる。子供の投げ方なのでそこまで飛んでこないけど、砂と一緒に投げてくるから、痛かった。ちょっとだけ足を掠めたりして地味に痛くて。こらぁ！！て怒って、追いかけるようにと走れば、逃げろ！みたいな反応されるし。まるでりりむがやばいやつみたいじゃん！て感じ。むぅ、てしながら振り返れば、うるうると瞳に涙をためている。
よくよく見れば、膝とかに怪我をしているから、転んじゃったのかな。しゃがんで、膝についてる砂とかを手で払う。痛そう、て思いながらも、このまま歩かせてもなぁ。スタジオ行けば誰かが手当してくれそーだし、道具があればりりむも手当出来るし。ま、迷子だったとしてもスタッフさんが警察に〜とか、やってくれそーだしな。大丈夫かな、りりむ持ち上げられるかな、抱っこ出来るかな。落としたら本当に危ないから、辞めておこう。｢お膝手当するとこ行く？｣て聞けば、こくって頷いてた。よしよし、て頭撫でてから手を繋いでスタジオに向かう。
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あめ - めっちゃこのお話好きです…！！更新待ってます！！ (2月18日 22時) (
レス) @page37 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
(^o^)/(プロフ) - うわうわうわ待ってました大好きです。コメント失礼しました。 (2月7日 0時) (レス) id: b873b0040b (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも楽しく読ませて頂いております！釈迦さんとの絡み最高でした！是非、他にも釈迦さんや釈迦さんのお子様との絡み等々投稿して頂けると泣いて喜びます（笑）応援しています！ (2月6日 17時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 初めまして、作品楽しく読ませて頂いております！ 本編読む前に説明にある「わかった、オレが令和のドラえもんになる、待ってろ。」が好きすぎてそこから進めないことが多いですそれだけですありがとうございました！！ ご自愛くださいー！(？) (10月24日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
なるみや(プロフ) - とてもすきですかわいい (10月24日 2時) (レス) @page9 id: 7e54cbffac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2023年10月22日 0時
