我儘プリンセスに寵愛を。[ 終 ]

完全フル装備でオレの懐はさみぃよ。 ページ21

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余すことないほどに愛おしくて、可愛らしい。
頭から靴まで全部がブランド品のフル装備、前は黒のワンピースを着ていたが今は、スカートとブラウス。スカートだけで45万。ほんとにやべぇと思う、や、オレら魔界では貴族なので。働き分以上の金はありますけども。親に言えば、Aに貢ぐためだけのクレカとか渡してくれるとは思うんですけども。そんなの、分かり切りながらもオレの金で貢ぎたいわけで。可愛らしいAを見下ろせば、まぁいいかとする。甘いことなんてオレがわかってんだよ、コノヤロー。





葛葉｢オレの財布が軽いよ、ほんとに。涙出てきた、｣

不破｢っすーーー………、ちょい使いすぎたかもしれん。｣

イブラヒム｢え、まじ？俺まだ余裕あんだけど。｣

ローレン｢イブに関しては可笑しいのよ。｣

｢にーさま！みなとぉ、いぶ、ろぉれ！！！んふふ、Aちゃん、かわい？｣

不破｢最高に可愛ええよ、お姫様。｣

葛葉｢これで可愛くないって言ってたら、お前のこと殺してたよ、オレ。｣

イブラヒム｢教育悪そう、お前に育てられてると。｣

ローレン｢ちな今ヤニ切れ中、ヤニ代わりにAちゃんの可愛さで耐えてるわ、これまじ。｣





お前らいい加減帰れよ、マジで。
そう思いながら、オレら4人して両手にショッパーを持っていた。ほんとに有り得ん、と思いつつ、それぞれ貢いだか故に金が消えていくのを見つめていたことだろう。まぁ別にそれぞれ稼いでるし、いいんじゃないすかね。ていうか、イブラヒムに関しては違うし、諸々が。言葉の節々から感じるような金持ち感が、ガチというか、モノホンだろうなの気持ち。いやまぁオレもそうだけども。くるり、と回り、可愛い？と聞いてくるオレのお姫様。ふわっちが一番に言ってるのを見て、流石ホストと思いつつも殺してたわ、と零す。タバコ切れを起こしているローレンは明らかなる不足してる様に見えつつ、Aの可愛さに耐えてるらしい。




おい、人の妹を麻薬みたいに扱うな、ふざけんな。




手を伸ばして抱き上げる。ゆるゆると巻かれている髪の毛に、それぞれ30万以上はするフル装備。可愛いから許してやるけど、こんな大金の使い方、お前かパソコンにしかしねぇし、あとはリスナーへのサプライズの動画にしか使わねぇんだからな。だから、お前は特別ってこと。





｢にーさま、おなかすいた！｣

葛葉｢おー、どこ食いに行く？｣

｢あまいもの！！｣

葛葉｢甘いもんかぁ。｣

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