生きる世界が違うのに。 ページ41
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心の底から、この人と一生になりたいと思ったのは、
何度目なのかは、分からないけど、
でも、
今までで一番、韓国に来て欲しいなんて思ってしまった。
わかってるよ、僕だって。
そんなの無理だってことも、有り得ないってことも。
マネヒョンに怒られちゃうし、PDにも怒られる。
ナムジュニヒョンや、ユンギヒョンにだって!
でも、怒られてもいいから、
この人の隣にいたいとか、
この人に隣にいて欲しいとか、
そんなことを思ってしまうんだ。
寂しく感じてしまう手の温もりも、きっと彼女のせい。
A、Aさん、
何度でも呼びたくなる名前。
欲しいなーって思うけど、
手に入らないんだろうなーって、
そうやって分かりきっている。
さむっ、て思ってはマフラーに顔を埋めながら、
来た道を帰っていく。
さっきまで楽しくて、幸せで、
明るい気持ちだった同じ道も、
彼女がいないと薄暗いだけの道なんだもん。
へんなの、おかしいよ、こんなの。
見える世界が真っ逆さまみたいじゃんか、
こんなのおかしいよ!
JM「ただいまー。」
JK「帰ってきた!ジミニヒョンおかえりなさい!」
JM「ジョングガ、ただいま。ヒョンたちは?」
JK「疲れて寝てます、ジミニヒョン、俺と〜っ、
V LIVEやりませんか?」
JM「いいよ、やろっか。アミに会いたいもんね。」
そうやって笑いながら、OKしたのなら、
ジョングガは分かりやすく笑みを浮かべては、
ルンルンっとした表情で準備を始めた。
僕は手洗いうがいをして、
寝巻きに着替えてからジョングガの部屋に行く。
その間に、Aさんにメールを送った。
今日はありがとうございました、って。
おからだにおきをつけて、って。
おやすみなさい、って。
また会いたいです、ってたくさんの言葉を打っては、
消してを繰り返して、
送ろうか悩みながら、ジョングガを待つ。
この感情の名前を知ってはいけないと思う。
けれど、知ってしまったその日は、
もしかしたら少しだけ、
いつもより良いようで悪い日かもしれない。
そんなの、わかるわけないけど。
始まるV LIVE、日本のアミ、逢いに来ました。
JK『こんばんは、アミ。』
JM『アミ〜〜〜、こんばんは!』
あなたに出会えると信じた日本で、
僕は息をしている。
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miz(プロフ) - もう、めちゃくちゃ良かったです!楽しみながら読むことが出来ました!! (2022年2月28日 1時) (レス) @page50 id: 6ed4b49dda (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - ジミンちゃんとの文通ときめきました/// ステキなお話ありがとうございます! (2022年1月3日 3時) (レス) @page50 id: 8832d32b96 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - お話素敵すぎます!続きを楽しみにしてます! (2021年11月29日 10時) (レス) @page41 id: d6bf311559 (このIDを非表示/違反報告)
Dtpnjtwtvmt(プロフ) - もう一言ですき!!!!! (2021年10月8日 14時) (レス) @page39 id: e5b6025cac (このIDを非表示/違反報告)
hkh(プロフ) - 楽しみに読ませていただいています。言葉の雰囲気がとても好きで、何度も読み返しています!これからもご無理のないペースで、素敵な言葉を覗かせていただけたら嬉しいです。 (2021年5月9日 19時) (レス) id: f9da484c95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2021年4月9日 11時