『JIN、一世一代の大喧嘩だって。』 ページ35
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A side
前の大喧嘩は、
大学の時に、ジナがアイドルになる、って言った時。
私は、音楽で仕事したかった。
歌うんじゃなくて、
作るんじゃなくて、ライブの音響とか。
一緒に作り上げる、それがしたかったし、
もしかしたら、
ジナの出るドラマでもできるんじゃ、とか思ったのに。
それなのに、どうだ、ジナ。
アイドルになる、なんて言葉に、
絶交したし、なんなら2ヶ月以上口聞かなかったな。
それは、今もか。
HY｢Aオンニっ、｣
YI｢オンニ、練習しちゃダメですよ。
まだ安静にしてないとだし、｣
可愛い私の妹のたちが、
とまどいながらも、私の手を握っていた。
だって、ステージあるもん。
頑張らないと、だめだし。
それに、ここで折れたら、まけだ。
ジナに、嫌われちゃう。
本当に、絶交することになっちゃう。
いつもいつも後悔するのは、
私ばって、だからこそ。
ジナの優しさに甘えてたんだ、私。
ルナが、
怒ったような顔をしてた。
ごめんね、こんなオンニで。
RN｢私は、私はね、オンニ。
ジンオッパの気持ち、分かりますよ。
親友じゃないんですか。
っっ、私、私は、オンニが苦しんでるの、
見るのが一番嫌です。｣
いつも、
冷たくて、優しい時は少しで、
でも、ちゃんと妹たちの面倒だって見てくれて。
そんな、ルナに怒られちゃうや。
SF｢アイドル、ならなきゃ良かった、って、
本気で思ってますか。｣
ソフィのその言葉を聞いて、
あァそっか私、大勢の前でそう吐き出したのか。
ううん、違うの、違くないけど、違う。
だってね、あの日、
私、ジナと同じくアイドルになるって言ったら、
お前はダメだ、って言われた。
なんで、って思った。
私はダメなの、って思ってさ。
｢………………たまに思うよ、
でも、本気でなんて、思ったこと、ないって言ったら、
嘘だけど、でも、それでもさっっ、
私5人でアイドルしてたいよっ、｣
いつから、
私こんなに弱くなったっけ。
いつから、泣くようになったっけ。
あぁ、そうだ、アイドルになってからだ。
夢とか、希望とか、わからなくなって。
JN『A、』
あなたが私の名前を呼ぶから、
あなたが私の希望だったから、
あなたの隣に、いたいって思うんだよ、ばかジナ。
大嫌いだよ、あんたなんて。
『JIN、大嫌いなんだって。』→←『JIN、絶交宣言したんだって。』
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たまた(プロフ) - 話の流れから設定まで、好きすぎてずっと更新楽しみにしてました！最後の終わり方も個人的に好きすぎる展開でほんとに好きです…（語彙力…）次回作も楽しみにしてます！ (2021年4月19日 1時) (
レス) id: 97cb76f102 (このIDを非表示/違反報告)
おとぅふ - え、待って、めっちゃドキドキする！！ この話すっごく好きです…!!!!! 更新ファイティンです！ (2021年4月6日 21時) (レス) id: 5f9ecc3d1c (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - めっちゃ面白いです！これからの展開楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！！ (2021年4月2日 10時) (レス) id: 064a1fcd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年3月30日 15時
