『JIN、慰めの言葉だって。』 ページ31
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こんばんは、親友。
俺は、お前の涙を止めに来たよ。
お釣りなんていらない、なんて告げて、
タクシーから飛び出して、
あなたのもとへ。
インターホンを鳴らしても出なかったから、
合鍵で勝手に入ったのなら、
ソファで体育座りしてる幼馴染。
JN｢不法侵入みたいじゃん、｣
｢電話切ったジナが悪い。｣
JN｢考えるより先に、
体が動いてただけだし。｣
そんなの理由にはならないって、
言われたのなら、そうだけど。
そうじゃないよ。
JN｢それで、なに。
どうしたの、親友。｣
俺たちは決して強くなんてない。
ただの人間で、傷つく心も持ってる。
乾いた笑いなんて、俺は聞きたくないよ。
｢私、アイドルやるのはさ、
ジナが目指したからじゃん、それは嘘じゃないから。｣
JN｢俺の真似ばっかだもんな。｣
｢うん、それは嘘つかずに話してた。
でも本気で、アイドルになりたかったし、
誰かの夢や希望になりたいってのは、
本当の話だからさ。｣
なんでいきなり、
そんな話をしだしたのか、わからなかった。
いや、分かろうとしなかった。
理解し合って、
どーのこーのは俺たちらしくなくて。
だから、Aの頭を撫でて、
寄り添う形になってるのは、
いつも通りなんだけどさ。
まぁいつもは、背中ごしってのが、ほぼで。
なんていえばいいのか、
本当に分からないけど、俺の口から出たのは。
JN｢どんな理由でも、お前はお前だよ。
俺と同じように、アイドルを目指した、
パク・A。
それは変わらないことだし、
俺の幼馴染で親友でライバルだよ。
俺は、Aのファン一号だし。
堂々としてなよ、
俺たちの美しさに周りが妬んでるだけだって。｣
最後まで、
変わらない言葉しか投げられなかった。
慰めの言葉、って言えるのかな。
わからない、けどさ、
それでも俺は、お前の堂々としてるとこが好きだよ。
だから、真っ直ぐ生きろって。
俺の、親友。
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たまた(プロフ) - 話の流れから設定まで、好きすぎてずっと更新楽しみにしてました！最後の終わり方も個人的に好きすぎる展開でほんとに好きです…（語彙力…）次回作も楽しみにしてます！ (2021年4月19日 1時) (
レス) id: 97cb76f102 (このIDを非表示/違反報告)
おとぅふ - え、待って、めっちゃドキドキする！！ この話すっごく好きです…!!!!! 更新ファイティンです！ (2021年4月6日 21時) (レス) id: 5f9ecc3d1c (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - めっちゃ面白いです！これからの展開楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！！ (2021年4月2日 10時) (レス) id: 064a1fcd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年3月30日 15時
