『JIN、思い違いしてたんだって。』 ページ27
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彼氏居なかったよ。
幼馴染から言われた一言。
え、だって、高校の時、彼氏って言ってたやつ。
嘘、待って、ほんとに言ってる?
「てか、高校ならジナ彼女居たじゃん。」
JN「居なかったんですけど。」
「は?」
JN「え、まって、ちょっと待って。
俺があの時聞いた話じゃ、Aと同クラの、
ナユと付き合ってるって聞いたんだけど。」
ナユ本人が、
A俺の彼女だから、とか言ってたし。
ていうか、目の前の本人が、否定してなかったから、
本当の事なんだって、
俺思ってたんだけど。
「ナユって誰、記憶にないんだけど。」
JN「髪の毛、ライトブルーに染めてた男。」
思い出そうとしているのを見ながら、
高校の時のことを思い出す。
めちゃくちゃ俺に向けて、
俺Aと付き合ってます宣言されて、
なんて返したっけ。
あぁ、そうだ。
別にただの幼馴染だからいいよ、みたいな。
物好きだな、って言ったな。
「あーーー、居たね、そんなやつ。
え、私あれだよ、サナちゃんとジナが出来てるって。」
サナ、サナって誰。
そんな人いたっけな。
思い出したのなら、たまたま帰りが同じだった子。
あの子がサナちゃんなのかな。
わかんないけど。
JN「帰り道同じで1回一緒に帰った程度、かな。
告白された記憶もないし、してないし。」
「サナちゃんに、
私ジンくんと付き合ってるから、って言われた。
まぁお前も物好きな女だなぁ、ってぼやいたな。」
JN「俺の事なんだと思ってるの、それ。」
まぁいいけど。
なんだ、思い違いだったじゃん。
うわぁ、なにそれ、腹立つ。
俺に彼女いた、っていうの嘘だけど、
信じといて、なんも感じなかったわけ?
その時から、俺のこと見られてなかった?
なんか、それはそれでショックだし、
傷つくんだけどなぁ。
なんだし、ほんと。
JN「じゃあなに、
彼氏いない=年齢ってわけ?」
「大学時代、2ヶ月なら居たよ。」
JN「は?」
なにそれ、待って、聞いてない。
俺なんも聞いてないんだけど。
なんで、誰、どこの誰。
JN「誰よその男!!!!!!!!」
「ほんときつい、黙って。」
笑いに変わってるかもだけど、
俺はわりと本気だよ。
それで、俺に惚れないの、Aさん。
お前のこと、幸せに出来る自信、
すっごいあるんだけど。
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たまた(プロフ) - 話の流れから設定まで、好きすぎてずっと更新楽しみにしてました!最後の終わり方も個人的に好きすぎる展開でほんとに好きです…(語彙力…)次回作も楽しみにしてます! (2021年4月19日 1時) (レス) id: 97cb76f102 (このIDを非表示/違反報告)
おとぅふ - え、待って、めっちゃドキドキする!! この話すっごく好きです…!!!!! 更新ファイティンです! (2021年4月6日 21時) (レス) id: 5f9ecc3d1c (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - めっちゃ面白いです!これからの展開楽しみにしてます!!更新頑張ってください!!!! (2021年4月2日 10時) (レス) id: 064a1fcd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2021年3月30日 15時