土属性の魔法学生は平穏に暮らしたい。 (ページ4)

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私の土ボコを見せる時が来たみたいだな。ページ4

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夢追先生に、放課後訓練場に行きなね、と言われた。

行きたくなくて、小柳くんたちに泣きつきながら｢目立たないために、必死に土ボコを磨いてきたのに。｣と言えば｢土ボコだからダメなんだろ。｣と言われた。涙を流しながら、訓練場に行った。ギィィ、と鳴り響く音を聞き、扉を開けた先にはあまりにも多い先輩たち。頭を抱えた。1人で良い、土属性魔法使える1人だけで良いって。なんで、聖魔法の叶先輩やら、闇魔法の葛葉先輩とかまでいんだよ、イカれてるだろ、なぁ。そんなに私の初級魔法が見たいか、わかった、見せてやるよ！！！

｢得意な魔法は、土ボコです、よろしくお願いします。｣

叶｢あ、来た。初めまして、えーっと、篠原Aちゃんだっけ。お話は聞いてるよ、｣

｢流石にこれリンチだと思うんすよね、私。流石にその、土属性魔法が上手い、加賀美先輩だけで良かったと思うんすよね。｣

葛葉｢オレらがいるのやなの？｣

｢てかそもそも関わりたくなかった。あ、すいません、本音です！！！｣

加賀美｢開き直りが凄い。とりあえず、使える魔法を使ってもらっていいですか？教えるのに、今どんな感じなのか、知りたいので。｣

｢分かりました。ｯｽｰｰｰｰ…………、いでよ、土ボコ！！！どっすか、1年かけて、腰までの高さまで行きました。自慢ポイントです、｣

｢ちょ、あの、全員して、これは詰んだみたいに、頭抱えたりするの辞めてくれません？死ぬほど失礼なんすけど。｣

涙を流しながらも、加賀美先輩に言われたから、私の土ボコを見せた。なんなら、これで体力というのか、魔力は半分以上は持ってかれている。そうである、篠原Aは魔力がそこまで無い。つまり、体力もないってことである。まァ別にそれはいつも通りなのだが、土ボコを誇らしげに見せていたのなら、加賀美先輩含め、ここに居る先輩たちは全員して絶望した顔をしていた。ここから育てろってこと？と思っているのだろう。やかましいな。そう思いつつも、それぞれを見つめた。失礼だな、と思いつつも、加賀美先輩は｢いや、頑張りましょう！！ゴーレム！ゴーレム作れるぐらいまでには、成長させてみせます！！｣の言葉に、いや、教えなくていいんやけども、としていた。

それに、私の目的は別だしな、ここに来たの。私は、そもそもこの学校に入ったのも別の目的だ。明かされていない全てを解明するため。

なんちゃって、ね。