分かるわけないじゃないですか。 ページ23
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話長いな。
結局私の仮説通りってことじゃんかよ、そう言って欲しいな。そう思いつつも、契約状態なのは変わらない。つまり、聖魔法と闇魔法は、今も尚叶先輩と葛葉先輩に力を貸している訳だし。それに、魔力を少し感じ取ると、少しばかりプライドでも傷ついたのだろう。土属性の下級魔法使いに倒された聖魔法と闇魔法、になっているのだから。それにため息を吐き出しながらも、録音はしてもらったし、収穫はあったとなる。けど、でも、上が求めてるのはこんなものでは無い。目の前で、ぐしゃりと小さなカメラを壊した。伊波くんには申し訳ないと思いながらも、無駄だった、ということだけを感じる。
｢聖魔法と闇魔法が制限をかけた状態の記録じゃ、上も満足しないんだよなぁ。｣
伊波｢折角作ったのに〜〜！！｣
｢あぁ、ごめんって。とりあえず、先輩方の契約魔法を解除する方法考えるか、聖魔法と闇魔法、完全に取り込んでもらっていいすか？｣
叶｢無理難題押し付けてるって自覚、ある？｣
｢◆◆◆市の出身じゃないですか。魔法のエリートしかいない市なんで、出来ますよ。そもそも、幼いながらに聖魔法と闇魔法と契約してる時点で、ポテンシャルはあるのは明確でしょう？んじゃ、おつでした。｣
葛葉｢おっ、まえなぁ！！さっきから、オレらの気持ちもなんも考えずに、っ、お前に分からないだろ！！｣
｢分かるわけないじゃないですか。自身の欲に溺れた先輩方の気持ちなんか、分かりたくもないですけど。｣
伊波｢すっっいません、ほんとに！！！後で叱っておきます！！お疲れ様でした！！！｣
とりあえず、先輩方が聖魔法と闇魔法を使いこなすと言うよりかは、完全に主導権を握ってもらわないと困るな。そんなことを話しながらも、葛葉先輩は怒りを宿した瞳で、私に言葉を投げかける。それに、首を傾げながら、何を当たり前のことを？というように告げたのならば、目を見開かれる。なぜ絶望した、というような顔をするのか。はぁー、とため息を吐き出しながら、訓練場から出た。取り敢えず治癒魔法使える人のとこ行かなきゃ、と思っていたのなら、ぐいっ！と伊波くんに肩を掴まれ、引っ張られる。いやあの、そこ、そこも怪我してるんすよ、わてくし。
伊波｢あーやって煽る癖、直しなさい。｣
｢あーやって煽らんと、あの人たち、やらないでしょ、知らんけど。｣
伊波｢やり方の問題！！！｣
私、君たち以外のことは、どうでもいいよ。→←十年前、全ての出会い。
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はちみつ(プロフ) - めっちゃ面白いです！続き楽しみにしてます*ˊᵕˋ) (11月10日 21時) (
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作者名：ことり
| 作成日時：2023年11月7日 20時
